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SS-5-9『 今日と、明日と、あさってと』
「志摩、若葉は俺の生まれ変わりだと思う」
「僕も、そう思ってました」
表情を緩め、僕を見つめるユキさん。
「でも、若葉はユキさんじゃない。とても良く似てるだけです」
…そう、似てるだけ…。
たまたま同じ時間軸にいる、連続した人生を辿る人。
でも、今二人は同時に存在している。
「だから、僕の運命の人は…ユキさんなんです」
眉尻が下がり、嬉しそうな、悲しそうな、困った顔をして、それでも僕から目を逸らさない。
「若葉が現れて、俺は自分が死ぬと思った」
「ユキさん、生きてますよ。ほら、温かい」
手を取って頬ずりした。
「志摩!」
赤くなって、それでも手はそのままで。
ユキさんの手のひらをペロッと舐めて、僕はユキさんの心に欲情の種を撒いた。
白い胸、そこにピンク色の突起がふたつ。
ユキさんの身体が揺れれば、突起も処女のように震え、僕はもう堪らずしゃぶりついた。
「あッ、強い…!」
じゅう、と吸い付き舌先で転がすようにすればユキさんは喉を僕に晒して快感に震える。
「今日は我慢出来ないかも。辛かったら殴って下さい」
全裸のユキさんの脚を肩に担ぎ、足の間に顔を埋めた。
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