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第4話

「おっと、君大丈夫かい?」 「あっ、すみません。」 僕は倒れそうになり誰かが支えてくれた。 よく見るとスーツを着た係りの腕章をしている紳士な男性だった。 20代後半な感じだけれどスーツ着てるから偉い人なのかな? 他のスタッフはトレーナー着ていて下はジーンズだ。 「熱がありそうだね。救護室があるから少しそこで休んで行きなさい。」 「ありがとうございます。でも・・!」 でも大丈夫ですと言いかけたが僕は目眩に襲われてスタッフの男性に寄り掛かってしまった。 「すみません。少しだけ休ませてください。」 「分かったけれど大丈夫かい?歩けるかい?」 「はい。手を貸して頂けたら歩けます。」 こんな状態で席に戻れば明樹兄や明久が心配しちゃうよ。 きっと薬の事もあるが人に酔ってしまったのかもしれない。 僕はスタッフさんに支えられながら関係者以外立ち入り禁止と書かれた扉の中に入って行った。 階段をゆっくりと降りるとスタッフルームと書かれた部屋の前に着いた。 ここが救護室? 「さぁ、着いたよ。中にベッドもあるから少し休むと良い。」 「ありがとうございます。」 僕は優しい笑顔のスタッフさんに支えられながら中に入ったら教室くらいの部屋で真ん中に机とパイプ椅子があり横にはソファが置かれていて他にはスタッフの人達の荷物みたいな物が整理されて置かれていた。 扉がない奥には貴重品なんか入れるような小さなロッカーがいくつかあった。 ここが本当に救護室?

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