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三章
「素直に言えばいいんです……」
鬱血して赤紫になりつつある手首の拘束を解いて、
「……両手を後ろについて、」
言葉通りに手をつくと、中心が前に突き出される恰好になった。
「……そう、それでいいんです。いい子ですね…」
頭を撫でて、
感じやすい乳首を口に含んだ。
「……んっ…く…」
尖った突起を舌でねぶりながら竿を扱くと、腰が揺れて尻の下敷きになっている書類がくしゃくしゃと音を立てた。
「…あ、は…んっ…」
「ほら、もっと腰を浮かせて…」
デスクから浮き上がる下半身に擦る速度を上げてやると、
「……あぁ…っ!」
一際高い声とともに白い粘液を放った。
「……そうやってあなたは、俺に従順でいればいいんです」
咥えた乳首にガリッと歯を立てると、
「……うんっ!」
と、痙攣するように身体を震わせた。
「だいぶ、こちらでも感じるようになってきましたよね?」
口の中で舐め回しながら、もう片方を捻るように弄る。
「…あっ…く…うっ…」
「乳首で感じられる男は、同性どうしの交わりにも落ちやすいそうですよ?」
そう囁きかけると、
「……そんな……」
言いかけるのに、
「……そんなのは嫌だとは、言えないようにしてあげますから」
ねぶっている胸の尖りから口を離して、
「……だから、せいぜいいい子にしていてくださいね」
半開きになっている物欲しげな唇へ吸い付いた……。
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