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三章
……早急にやり過ぎたせいで切れて血が垂れてきたのをシャワーで洗い流し、ハァハァと肩で息をつく彼を横抱きにして湯の張った浴槽に入れた。
背中から抱くようにして自分も浸かって、彼の胸の尖りに触った。
「……やっ…」
身を捩るのを無視して、こねるように弄る。
「…ん……」
「……感じますか?」
「……ん」とまた同じように声が返る。
「……ここ弄られるの、好きですよね…」
突起を触りながら、水面から出ている肩に唇を寄せる。
首筋に舌を這わせて、耳に達すると、濡れた舌先を耳の穴へ探り入れた。
「……あっ…ふ…」
穴の中で音がぴちゃぴちゃと反響するのをわかっていて、わざと音を立てて舐めた。
「んっ……あ…」
「……俺はね、課長、」
舌を抜き、代わりに耳へぴったりと口を付けて、
「……課長が、俺にしか勃たないようにしたいんです」
声に反応するように、彼の下半身がピクンと疼く。
「別に、好きにならなくてもいいから、俺のものでいて……」
シャツを着れば見えない肩の端に、所有物の証しのキスマークを付けて、
「俺に、抱かせてください……」
指でその肌を愛おしげになぞった……。
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