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四章
「パンツも、下ろしてください」
下半身は下着一枚になった彼に促す。
「……どうして、こんな……」
小さく声に出して、パンツをずり下げた。
「いい心がけですね…」
外気に触れて縮こまる陰部をゆっくりと扱いて、少しだけ固く勃たせた。
そのまま口に含むと、
「……んっ!」
声とともに腰が後ろへ引けて、
「……これを入れる前に、いい心がけのご褒美をあげますので」
スティックタイプのバイブを持った手で臀部を抱え、より深くへ陰茎を咥え込んだ。
「あっ…あ、く……」
口の中で半勃ちのものを舐め回して、次第に膨張してきたところを、
後ろの穴へスティックの先を探り入れた。
「あっ……な、何を…!」
うろたえて振り返ったせいで、陰茎が口から外れた。
「……もう、いいんですか?」
股間に膝をついていたのを立ち上がり、あてがった先をさらに奥へと挿入した。
「うぅ…ふ…な、何を入れ……」
軽く中で揺らして収まりを見ながら、
「……開発の一環ですよ」
と、伝えた。
「なぜ、そんなことを……」
「あなたは俺の物ですからね、それを日頃からわかってもらわないと」
困惑している顔つきに告げる。
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