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四章

その日ずっと皐月課長は赤らんだ顔をしていた……。 普通に仕事をしながらも、自分の突っ込んだ物があの人には仕込まれているのかと思うと、それだけで支配してやったようにも感じられた。 彼がそばを通りすがる度に、スイッチを入れてやろうとしては思いとどまるというゲームが、面白くて仕方がなかった。 もし今ここでアレをONにしてやったら、どうなるんだろうかと……床にしゃがみ込んで立てなくなり、俺に哀願するような眼差しを向けるのに違いなかった。 堪らない……と感じる。 このリモコンがこちらにある限り、彼は俺のものだった。 一日中妄想で楽しませてもらい、退社する前にまた資料室へ呼びつけた。 おぼつかない足取りでふらふらとやって来た課長の、その股の間に手をくぐらせて尻の間を触ると、そこにはわずかな突起物があった。 「ちゃんと、出さずにいたんですね…」 ちょっと押し込むようにもすると、 「…やめっ…!」 声を上げ、 「……抜いて、くれ…早く……」 悲痛な表情で眉根を寄せた。 「抜いてあげますけど……その前に、少し遊んでみませんか?」 リモコンを出して、資料を広げるための小さ目の机の上に置いた。

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