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五章
……朝になり、横で寝息を立てているのを確かめる。
「……課長」
髪を撫でながら、ふと思いついて、ベッドサイドからそれを手に取った。
まだ眠っていて起きないのに、ローションで滑りをよくしたスティックの先を探り入れた。
「…あっ……」
俄かに目蓋が開かれる。
「……お目覚めですか?」
寝乱れた髪を撫で付けながら、唐突にそのスイッチをオンにした。
中で震え出す振動音に、
「…うんっ!」
と、下半身が跳ね上がる。
「い…や…はず…せっ…!」
「いいえ」と、首を振る。
「目が覚めたでしょう?」
ククッと笑い、
「今日は、それを入れて外出しませんか?」
言ったーー。
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