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六章

……続けざまに射精をすると、彼はイったまましなだれた陰茎も仕舞わずに、ぐったりとして助手席に凭れ掛かった。 「皐月課長……」 やんわりとそれを手に握り、声をかける。 「……課長」 「……ぅん…」 起きる気配がないのに、軽く撫でさすりながら、一方の手でシャツのボタンを外して、 乳首の突端に舌を伸ばした。 舌先でぴちゃぴちゃと舐めながら、下を緩く扱くと、 「……あっ…うん…」 小さく声は上がるものの、一向に目を覚ます素振りはなくて、段々につまらなくも感じてきて、 一旦車から降り、外の自販機で水を買ってくると、自分の口に含んで、 口移しに飲ませた。 「…ん…く…」 大半が口の端からこぼれて、シャツを濡らしていく。 「……起きてください」 もう一度、今度はペットボトルを直に彼の口へ入れ傾けて飲ませると、 ごくりと飲み下して、うっすらと目蓋を開けた。 「酔いは、覚めましたか?」 問いかけに、ぼんやりと頷いて水で湿った唇を拳で横に拭った。 「……さっきのこと、覚えてます?」 訊くと、じわじわと顔が赤らんで、忘れてはいないんだと感じる。 「……夢中でイキまくってましたよね…」 胸を揉みしだきつつ、ちゅぷ…と乳首を口に咥えた。 「……ぅん…や、あ……」 身体を捩《よじ》って逃げるのを、上に跨《またが》った身体で押さえ込むようにのしかかり、そのままシートをがくんと後ろに倒した。

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