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第1話 3Pエッチ!5

「雪路、お前ほんまにエエんやな?」 「ええもなんも、若の言うことは絶対や。若が2人にって言わはってるんやから、俺らに優劣はつけられへんのやろ? 3人でイチャついていくしかないわなぁ」  頭の上で男二人が会話する。大人二人がこれまでどう話を詰めてきたのかは解らないが、ソラの意向を汲んでくれるようだ。ソラはほっと胸を撫で下ろした。 「わかった、ワシも覚悟決めるで! 若! そういうことやから、今から操貰います」 「ふあ?」 「俺らに操差し出してくれはるんやし。その決意に、全力でお答えしますよって。とろとろになるまで可愛がって差し上げんと、ねぇ?」  左側に寝そべっている夏彦の瞼はもう熱を孕んでいる。布団の上に乗り上げてきた時点でうすうす勘づいてはいたが、やはりいざとなると足が竦んでしまう。 「絶対に痛いことやしやしません、せやけど、気持ち良すぎたかて、止められませんえ」 「ひゃ・・・・・・!」  右側から雪路に耳を噛まれた。びくりと肩を跳ね上げて逃れようとしても、唇は離れていかなかった。 「若……愛してます。夢みたいや、隅から隅まで愛しますからね?」 「んむぅ……ぅくすぐったい」  雪路が耳を噛んだまま喋るから、ぞわぞわする。左右男に挟まれて膝を割られたかと想えば、どちらの手も好き勝手にソラの内股や臍下をなで始め、これでは逃げ場もなく身悶えるしかない。始終びくびくさせられる雪路の唇から逃れるように顔を反対に倒すと、目の前に夏彦の顔があった。ぐっと距離が近くなって、迎えるように唇を奪われた。あっと思った時には、夏彦の舌が口の中に割り入ってきて、深い深い交わいが始まる。 「んっ ふぅ……っ、むぅ…っ」 「可愛らしいわ、若。そのまま舌伸ばして擦り合わせたら、もっと気持ちようなりますえ」  雪路の甘い誘惑が再び鼓膜を犯し、夏彦と唇を合わせているのに震えてしまう。 (ど、どういうこと? 舌を伸ばせばええの?)  バカ正直に雪路の言うことを聞いて自分の舌を伸ばすと、すぐに夏彦に絡め取られた。  歯列をなぞられ口腔中を舌で弄られ、あまりの息苦しさとぞくぞくする肌の震えに焦ってくる。終いには自分の舌を吸い出された途端に背筋が震え、「ふぁ…っ」と甘い声を漏らしてしまった。 「ええ顔や、とろとろしとる」  唇を離した夏彦が口端を引き上げて笑った。自分がそんな表情をしているなんてわからない。解るのは飲みきれなくて零れた唾液が夏彦とソラの唇を繋いでいること、糸を切るように舌舐めずりをする夏彦が発情した獣の顔をしていることだけだ。 「気持ちよさそうやな? 若」 「ひゃ……っ」  間髪入れずに雪路の舌が耳の中に入ってくる。そのまま喋られると、また肌がぞわっとした。 「そない気持ち良さそうな顔しはって、口ん中が好きどすか?」 「わ、わかんない……っ 雪路、耳アカン……っ」 「若は耳も口も気持ちええの?」  さきほど雪路に唇を奪われたときが初めてのキスだった。  キスで感じるなんて可笑しいはずなのに、こんなに深い交わいをされて身体の力が抜けてしまった。立て続けに耳を嬲る雪路に「違う」と言いながら振り返ると、今度は唇にキスをされた。夏彦と同じく口腔に入ってきた舌は甘美で、触られてもいないのに下腹部が熱くなってきた。 「口ん中で感じてくれたんか? これはどうでっか?」  雪路とソラの会話を面白そうに聞いていた夏彦がいやらしく笑いながらソラの乳首をきゅっとつまみ上げた。 「やぅ……っ!」 「ああ可愛らしわぁ。俺にも乳首責めさしてください。ゆっくりこっちも育ててさしあげますよ」  雪路の手がソラのTシャツを捲り上げた。露わにされる胸元の片方は、夏彦に摘ままれてぷくりと膨れていたが、もう片方はまだ淡いまま。 「可愛いなぁ、ちっちゃくて美味そうや」  夏彦の手が下肢へと戻っていって、体勢を下にずらして直接乳首を吸い上げた。 「やんっ」  そんなことをされると想っていなくて驚くと同時に、甘い声が漏れた。歯列でやわやわと噛んでくる夏彦の口の中に気を取られていると、雪路も反対の胸元に舌を這わせてきた。 「あぅ…っ! 二人一緒にやったら、アカンてぇ…っ!」  痛いほど噛んだ後に慰めてくる夏彦と対称に、雪路はきつく吸い上げてくる。舌で押しつぶしたり引っ張ったりと甘やかされて、どちらも徐々にじんじんしてくる。 「ぁ、ぁっ、変になるっ! じんじんするから駄目っ……」 「せやなぁ。乳首だんだん固く膨らんできましたえ」 「こっちも美味しそうや」  二人から同時に責められているのは胸元の突起だけではなくて、ソラの下肢も含まれる。  さっきからトランクスの中で好き勝手に動いていた二人の手のひらによって、ついに下肢は何も纏わない状態にさせられてしまった。  膝を大きく開かされて二人の男の眼前で露わにさせられるそこは、ソラ自身が勃ち上がって濡れていた。 「ほら、乳首弄られただけでこんなんや。若の身体が喜んどる証拠や」 「ほんまや……っこんな風に起ったの初めてかも……っ」  自分で抜いたことがないでは無いが、こんなに身体の芯から痺れたことは無い。これも二人としているから? 「ねぇ若、今日からここ勝手に弄ったらあきまへんえ? 若の白いんは全部、雪路が管理しますんや」  雪路の長くて骨張った手のひらがソラの小さな自身を指先で包み、やんわりと撫で始めた。それだけで腰が浮くほど感じるのに、夏彦の手がソラの睾丸を包み込んで、その武骨な手のひらで後孔までの道、すぼまりを指先で丁寧に探り出す。 「そんならワシにはお尻の管理任せて欲しいわ、お尻自分で慰めんように見張っておかな、なぁ?」  まるで取り合いみたいだ。二人とも下肢の争奪戦に飽き足らず、夏彦の唇も雪路の指も、ソラの脇腹や臍、背筋や内股など好き勝手に弄り始め、全身の気持ちいいところを隈無く探りあててくるのだ。 「やぁっ……!んぅぁ……っ も、もぉ……っ!」  我慢が出来ずに二人の頭を抱え、髪をくしゃくしゃと混ぜながら悶える。どこにも捕まるところが無かったのでそうやって身悶えていただけなのだが、二人にとっては可笑しかったのか、くすりと笑い声が聞こえた。 「可愛らしなぁ……いろんなとこ触られて喘いではるん」  起ち上がってしまったソラ自身を握り込んでいるのは雪路だ。一番過敏なところを焦らされながら、至る所を愛撫されるのはもどかしすぎる。ソラの中心は雪路の手のひらで固く勃ち上がり、先から透明な蜜を滲ませていた。 「いややぁ……っ恥ずかしいから見んでよぉ……っ!」 「若、恥ずかしくて勃ってもうたんか? こっちのタマも気持ちよさそうやもんなぁ? 俺にも見せたってな」  良いことを聞いたとばかりに顔を上げた夏彦の視線がソラの下腹部に向かう。 「ホンマや!めっちゃかわええやないですか、ぷるぷる震えてよだれ垂らして」 「せやろ? 毎朝見に行きたくなるん、分かるやろ?」  ソラが勃起したところを見たことが無かった夏彦が、熱っぽく笑みながら凝視してくる。誇らしげに自慢する雪路に突っ込む余裕もない。 「ううう、恥ずかしいよぉ・・・・・・」  穴があったら入りたい。しかし身体はソラの思いとは裏腹に、二人から注がれる視線の熱さに炙られて、とろりとろりと蜜が溢れてしまった。  夏彦の肉厚で大きな唇が獣のように笑い、雪路の息混じりの笑いが聞こえる。 「ねぇもう、見てないでええから……っ」  自分を置き去りにして話し込まれたくない。内股をひくひく震わせながら蜜を溢れさせているソラ自身をどうにかしてほしい。 「なぁ夏彦、お前どうせデカすぎて、すぐに入れられへんやろ? 前戯は譲ったるわ」  頭の上で雪路が夏彦を睨む。夏彦は少し考えた後、「性格悪いな相変わらず」と悪態をつき、ソラ自身を握る手が雪路から夏彦に交代した。 「ひぁぁ……っ! んぁ!あっ……っ!」  夏彦の指が輪を造り、ソラの根元から一気に絞り出すように扱き上げてくる。待ちわびた刺激はあまりに強すぎて、ソラは喘ぎながら腰を逃がそうした。 「若の腰めっちゃ揺れとる。そないよがってくれるなんて嬉しいわ」  扱き上げてくる手つきが絶妙な緩急を入れてくる。  強すぎる悦を逃そうとした後、すぐに物足りなさがやってきて、自分から腰を揺らす動きが混じってしまう。夏彦の指に擦り付けるように腰を浮かせると、雪路がまた耳の中に舌を差し込んできた。 「ひゃぁぁ…っ! んぁっぁあ……っ耳いやや、今ぁ、さわったら、……っ!」 「イけますか? 若……、イくときはちゃんとイくって教えてくれんとあきませんよ?」 「そ、そんなのはずかしいぃ……っ!」  首を倒して雪路の唇から耳を守ることは出来たものの、夏彦に捕まったソラの其処はすでにぐちゅぐちゅと音を立てて白く濁っていた。一番高まって爆ぜる寸前になると、夏彦の指は緩められて、波が引くようにゆるゆると扱かれる。物足りなくて腰を差し出してしまうソラの姿を見下ろして、夏彦はくつくつと笑っていた。 「身体と一緒に口も正直にならんとアカンで? イっちゃうってちゃんと教えてくれへんと、永遠に焦らしまっせ? 雪路も焦らすの大好きやからなぁ」 「夏彦はデカイのぶら下げとるし、ぐっちゃぐちゃになるまでほぐす癖ついてますよって」  夏彦に便乗した雪路が意地悪いことを言う。もう下半身は気持ちよすぎて融けてしまいそうなのに、真っ白な粘り気でぐちゃぐちゃになっているのに、ソラが涙を溜めて震えても二人は許してくれそうになかった。 「嫌じゃ……っ二人して、恥ずかしがってるとこ、お、面白がってるやぁん……っ」  目の前の男二人は案の定、顔を綻ばせて笑い始めた。 「若、なんも弱いもん虐めしてるんとちゃいますえ?」 「そうや。雪路は知らんけど、ワシは若が素直に甘えてくれるんが嬉しいだけや」 「俺も基本はそうどす」  甘い言葉で絆されながら、交互にキスをされた。甘く吸い上げられる感触が優しくて、宥められているのが分かる。この二人に甘やかされると、恥じらいが薄れてしまう。 「ほ、ほんとぉ……? イくって、言っても、笑ったりせぇへん……?」  焦らされすぎてもう頭の芯まで蕩けてきた。夏彦の手の中のソラは今にも吹き上げんばかりにビクビクしている。 「スケベ心でニヤつくかもしらんけど、アホやいうて笑ったりせぇへんで」  嬉しそうに笑った夏彦の表情だけが唯一の救いに見えて、心底ホっとした。安心すると急に我慢が効かなくなってきて、ソラは快楽に流されるままに腰を浮かせ、夏彦の手のひらに自身を擦り付けた。 「な、夏彦ぉ……っぁ、っ……お、おれもぉ…っぃ、ィき…っいきた」 「よう聞こえまへんなぁ、若? イきたないんですか?」  あともう一息で夏彦にお強請りできるというところで、ソラの先端に激痛が走った。雪路の長い指先が白濁を溢れさせる先端に食い込んだのだ。 「ひぃぃぁあ……っ!?」  絶頂まであと少しのところまできていた悦楽が、急に痛みにすり替わる。  背を反らせて悲鳴を上げても何も発散出来なくて、ソラは涙を流しながらガクガクとわなないた。 「何言うてんねん、若はイきたい言うてお強請りしよったんやな?」  ちゃんと言わんから雪路に意地悪されるんや、と熱っぽい笑みを浮かべた夏彦が手の動きを強める。雪路は先端をグリグリしながらせき止めてくるのに、夏彦はソラの希望を汲んでぐちゅぐちゅと強く扱き、追い込んできた。 「いややぁぁ……っ!! あっぁああああ~~~~っ!!」  ソラは涕泣しながら腰をくねらせた。どうにか逃れようとするが、二人ともしつこく責め立ててくる。目の前が真っ白になりかけた視界の端で、雪路が「もう一回言うてもらえますか?」と淫蕩な笑みを浮かべていた。 「イくっ! イくの……っ! いっちゃうから離してぇえ……っ!!」  泣き叫びながらの懇願が通じたのか、雪路の指はすぐに引かれた。すると雪路の指先を追いかけるように、あっという間に溜まった熱が込み上げてくる。 「ぁああああ~~~~~っっ!!」  甲高い声を漏らしながら背を反らし、ソラは真っ白な奔流を吹き上げた。 「すっごい勢いやな」  びゅく、と音が鳴るほど吹き上げたのに、夏彦の手つきは止まらなかった。それどころかソラが身体を震わせながら吐精している最中でも扱き上げてくる。 「ぁあ…っ! はぁ……っ! あああ~~…っ」  襲い来る悦楽が強すぎて視界が霞む。尿道に残った残滓も全て吐き出させられると、飲みきれなくて口端から零していた唾液を雪路に舐め取られた。 「アカンわ、若がイくとこ見よったら、ガッチガチになってしもた……」  目の前の雪路の表情がぼやけてよく分からない。けれど息混じりの囁きは情欲的でソラの背筋を震わせた。身体が蕩けきって力が入らないのに、ソラの性器だけはひくりと震えてしまう。 「流石に若さやなぁ、もう頭もたげようしとる」  夏彦も口端を引き上げて笑いながら、ソラの白液で濡れた手のひらを舐め取っていた。しかし半分も舐め取らないうちに小棚から容器を取り出し、中身の液体を手のひらに付けてくちゅくちゅと馴染ませ始めている。 「ねぇ若、若も俺のモンに触れてもらえませんか?」  夏彦に眼を奪われている暇も無く、雪路を目で追った。布団の上で仰向けに寝かされているソラの枕元に座り直した雪路は、ソラの目の前でズボンのジッパーが引き下げる。下着をずり下げて取り出された雪路の其れはまさに雄といった代物だった。 「すっごい……雪路のデカい……っ」  ソラとは比べられないほど長大で、腹に先が食い込むほど固く勃起している。初めて見る雪路の逸物に見とれていると、掴んだ手を其処に導かれて握らされた。 「俺のモン握って、夏彦にされたんみたいに扱いてくれはりますか? ぬるぬるにしてくれはったら、若のお尻の中、とろとろにしてあげれますよ?」 「と、ろとろ……?」  どういうことだろう? 夏彦が解している液体のほうがよほどトロトロしていそうだけれど。  しかし深く考える暇も無く、目の前で誘われた雪路の雄に釘付けになった。竿を握った手のひらから伝わってくるのは火傷しそうな熱さと、ドクドクと脈打つ勇ましい筋、鰓の張った先に、ふてぶてしく天を仰ぐ恰幅の良さ。これまでの淫戯を浮き彫りにするような情欲的な色や形。 「これ……、俺ン中に入れるの……?」  もうすぐ18になる高校生であれば、男女の性行為のいろはは分かる。それを男に置き換えれば尻を使うしか方法はないだろうとは思っていたが、目の前の男の物を眺めると到底入るとは思えない。修学旅行で見た同級生のものとは比べられない大きさがある。 「若の小さいお尻にちゃんと入るように、これからえらい気持ちようしますからね、夏彦が」 「ワシは下働きしとるんとちゃうぞ?」  不安が拭えないまま、身体の気怠さに浸っていると後孔に違和感を感じた。  顔を持ち上げて股の間を見ると、夏彦の指がソラの後孔を撫でていた。しかもその指がぬるぬるしている。 「や……! 何? 何してん……?」 「まずは細いモンから入れな、一番美味しいモンが入らなりますからなぁ? せやろ、雪路」 「おまえ、遠回しに喧嘩売っとんか?」  夏彦が挑発的に雪路を一瞥したものの、指先は構わずソラの後孔のすぼまりを撫でてくる。皺を丁寧に伸ばすような、指腹のぬめりけを馴染ませるような手つきがぞくりと肌を粟立たせた。

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