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第7話

手綱は男衆に預け、マツバと西園寺は馬に跨った。 馬に乗るのは初めてではないが、不安定な場所の上、視界が高くなると色んな危惧に襲われる。 しかも今からこの不安定な状態でこの太い張り型を咥えなければならないのだ。 マツバはゴクリと唾を飲み込むと、目の前に切り立つ張り型を見つめた。 鞍から垂直に埋め込まれた太い張り型は、マツバを待ち構えているかのように猛々しく聳え立っている。 男衆が準備したのか、それは既に香油でたっぷりと濡らしてあり、ぬらぬらと妖しく滑っていた。 それがますます卑猥さと禍々しさを際立たせていた。 ドキドキとしながら張り型を見つめていると、背後から西園寺が囁いてくる。 「まずはお前のここをみせてもらおうか」 着物の裾を捲り上げられ、下肢がみるみる晒されていく。 マツバは真っ赤になりながら、自分の白い足が露出されていく様を見つめていた。 太ももの上まで捲られると、まっさらにされてしまった股間が晒される。 背後から西園寺が覗き込んでくる気配がした。 「ほう…」 感嘆の声にマツバの身体が灼けつくように熱くなる。 「他の男にされたことは腹立たしいが…なかなかいいじゃないか?マツバ」 無毛になったマツバのまっさらな部分を西園寺の指先が確かめるようになぞり上げていく。 従順すぎるマツバの身体は、まだ直接触れられてもいないうちに反応を始めてしまった。 「あ、あまり見られると…はずかしいです」 はしたない様を西園寺に見られてしまったことが恥ずかくてたまらない。 ふるふると羞恥に震えるマツバの耳の中に今度は滑った何かが侵入してきた。 「……っふ…ぅ」 耳朶を甘く食まれ、息を吹きかけられる。 クチュクチュとした水音とヌルヌルと這う舌先に耳を弄ばれて、たまらなくなったマツバは荒く息を吐いた。 「は…ぁ…西園寺…さま…っ」 次第に大きくなる快感に身体がどんどん昂ぶっていく。 陰茎は天を向き、はだけた着物から覗く胸元は上気して薄っすらと桃色に染まり始めた。 「本当はもっとよく見えるように裸にして跨らせてやりたいところだが…それはまたいずれの楽しみにとっておこう。後ろをほぐしてやるから少し前に屈みなさい」 甘く命じられ、マツバは従順に従う。 サラリと恐ろしい事を言われたような気がしたが、それは聞かなかった事にした。 馬を刺激しないよう気をつけながら少し腰を浮かせると、西園寺の指先が後孔に触れてくる。 いつのまにか指には粘ついた何かが纏わせてあり、マツバの後ろはそれを難なく飲み込んだ。 一本だった指は直ぐに引き抜かれると、揃えられた二本になって再び突き入れられる。 「あ…ぁうっ…っ」 痛みは感じないものの、圧迫感に思わず腰を揺らすとそれまで大人しかった馬が足で地面を踏みならした。 暴れるというわけではないが、何かが気に触ったのは馬に詳しくないマツバにもわかる。 「ダメじゃないか、マツバ。お前が暴れると馬が不安になる、ジッとしてろ」 そんな事を言われても、こんな状態で大人しくしろなんて無理だ。 ただでさえ感じやすいのに、西園寺にされて耐えられるはずがない。

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