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絶倫モンスター爆誕?4

「ヒサト? おーい、ヒサト」  何度か声を掛けると、ヒサトはようやく俺を見た。 「どうする? 今日はもうやめるか?」  一瞬の逡巡の後、それでもヒサトは首を横に振った。 「それは、いやぁ……」  掠れた声でそう答える。  だいぶ限界のようだが、リクエストに応えないわけにはいかない。 「でも、今、だめ……イッたばっか……」 「そっか。でもごめん、俺が限界」  そう言うとヒサトをうつ伏せに転がして、腰を高く持ち上げた。  ちんぽに手を添えて、ヒサトの孔にあてがう。  随分前に装着したゴムの尖端に、先走りの汁が溜まっていた。  いつもならもう、三回は取り替えてるころだもんなと苦笑する。 「やっ、ちょっ、待って!」  ヒサトの抵抗を無視して、ゆっくりとちんぽを挿入していく。  指三本で充分に解された孔は、尖端を易々と飲み込んでいく。ヒサトの中に徐々に沈んでいく俺のちんぽ。その様子を見ているだけで、腰の辺りがゾクリとした。  一番太い雁首がすっかり埋まると、後はもうスムーズに入る。  浅いところを軽く刺激しただけなのに、ヒサトはヒィヒィと喘いだ。 「やっ!! イッたばっかだからっ!!」 「んー、ごめんな。でもちょっと止まらない」  少しずつ速度を上げながら、先へ先へと侵入する。  肉壁がうねうねと蠢いて、俺を奥に導くのがわかった。  精子を強請るようにギュウギュウと蠕動する肉壁に、早くもイキそうになる。 「ヒサト、もうちょっと力抜いて」 「やらぁっ、できないぃっ!!」  ヒンヒン啼きながら腰を振る。呂律も回らなくなって、理性は完全にトんだようだ。 「あっ、そこらめっ! またイク、イクからあっ!!」 「いいよ、イケよ」  互いの腰の動きが激しさを増し、肉のぶつかり合う音がパンパンと部屋中に響いた。 「あっ、やっ、くるっ、きちゃうからあぁぁっ!!」 「ん、いい子だ。ほら、イキな」 「んあぁぁぁっ!!」  体を大きく震わせてイった様子のヒサト。だがちんぽから精液が漏れることはなかった。  ドライでイったらしい。  ケツの孔だけでイクなんて、俺のヒサトはかわいすぎだろ。マジ天使。天使よりかわいい。  汗と涙と涎に塗れて蕩けきった顔のヒサトにさらに欲情した俺は、さらにそのまま腰を振りたくった。 「ひゃんっ、らめっ、イったからぁ」 「でも俺まだ。イカせて」 「あっ、やらっ、あっあっ、あ、あ、あーーーーー!!」  イヤイヤするように逃げるヒサトを抱え込んでキスをする。  その間も腰は激しく動き続けたまま。 「ヤベ。そろそろイく」 「あっ、あっ、ボクも、またあぁっ」  抱きしめた体がギュッと強張ったかと思うと、そのままビクンビクンと何度も痙攣した。四回目の絶頂だ。  イった瞬間、ヒサトのナカがあり得ないくらいにギュッと締まって、俺の吐精を促す。 「出すぞっ」  返事はなかった。けれど構わずに一番奥まで突き上げて、溜まった欲を全て吐き出した。 ――き、気持ちよかった……。  今までシた中でも、一・二を争うほどの快感だった。ドライでイった後のナカはヤバい。  なんとか息を整えてヒサトに声を掛けたが、反応がない。あのまま落ちたらしい。  スゥスゥと聞こえる寝息に、俺は安堵の息を吐いた。

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