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絶倫モンスター爆誕?5

 目論見通り、今日は一度で終わることができた。  それなりに疲れはしたが、普段よりは随分体も軽い。  ヒサトも思い切りイケて、俺は体力を温存したまま終われて。  なんて素晴らしい。  今後も平日はこの調子でヤらせてもらおう。  学生ならいざ知らず、社会人体力尽きるまで毎晩ヤリっぱなしってのは、さすがに辛い。仕事に支障を(きた)すのは、大人としてどうかと思うからな。  こうして俺は、平日の夜はヒサトを喘がせるだけ喘がせて挿入は最後だけ、その代わり休日前はヒサトの好きにさせるようにした。  おかげでヒサトとの仲は良好、仕事にも悪影響を及ぼさずに済んでいたのだが……。 「ねぇねぇ、この前うちの子が夜寝ないって言ったじゃない?」  またもやパートさんの会話が耳に飛び込んできた。 「あー、あれね。どうなった?」 「言われたとおり、夜寝る前まで散々遊び通して疲れさせるようにしたのよ。そしたら、しばらくはちゃんと寝るようになったんだけどね……どうやら最近、体力が付いてきちゃったみたいで、ちょっとやそっとの遊びじゃ寝なくなっちゃったのよ……」 「あー、子どもあるあるね。大きくなると体力もアップするからねぇ……」 「前にも増して全然寝ないのよ! あたしもう、どうしたらいいのか!」  悲痛な声を上げるパートさん。  わかる……わかるぞ、その気持ち……。  最近うちのヒサトも体力が増したようで、挿入後にイっても気絶せずに意識を保つようになってしまったのだ。  おかげで 「タカアキはまだ一回しかイってないでしょ? もっとシよ?」  なんて強請られる始末。 「でもほら、お前の体が心配だからさ」 「大丈夫! ボクね、凄い反省したんだ。セックスの途中で気絶して、タカアキが一回しかできないなんて可哀想じゃない?」  いや、そんなことは全然ないぞっ! 「だからね、もっとタカアキのセックスに付いていけるようにって、体力作りを最近始めたの」  なんですと!? 「ウォーキングとか、ジムのプールとかだけなんだけど、前よりは体力付いたと思わない?」 「あ、あぁ……うん……」 「だからねっ。もっとできるよ♡」  妖艶な笑みを浮かべて俺に跨がるヒサト。 「い、いや、ヒサト、ちょっと落ち着こう」 「やだなぁタカアキったら。遠慮しないで、いっぱいイっちゃって♡♡♡」 「違っ、ヒサト、話を聞いあああああああああーーーーーーーーーっ!!」 「んふっ、タカアキのちんぽ、硬くて気持ちいいいいっ!!」  ヒサトは俺に跨がったまま、明け方近くまで腰を振り続けた。 ――軽はずみな考えが、絶倫モンスターを生み出してしまったのかもしれない……。  薄れ行く意識の中で、大いに反省した俺なのだった。

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