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第7話 R-18
そっと凍夜をベッドに降ろすと、ベッドサイドに置いていた藤堂の鞄の中から真新しいスキンの箱を取り出した。
「用意、いいんだな」
「もしも、のためです」
「もしも、なんて言っておきながら、最初からそのつもりだったくせに」
「ご想像にお任せします」
話しながらスキンを装着した藤堂はベッドに横たわっている凍夜に覆いかぶさった。
「痛かったり、辛かったら言ってください。止めますから」
「うん」
「いきます」
菊門に新たにローションを垂らされ、熱くいきり立つ藤堂の楔を押し当てられ、グッと押し入ってきた。
「あっ…」
「先輩、力、抜いて」
「む、り…」
入れたことで少しばかり萎えてしまった凍夜の楔を藤堂は優しく扱き始めた。
「とぅ、どぉ、やだ…」
「少し力抜けてきましたね」
「ちん、こ、触らないで」
「自分で上手に力抜けますか?」
「がん、ばる…」
藤堂が手を放すと凍夜はなるべく入口を締め付けないように大きくゆっくりと息を吐いた。
「もう少し入れます」
「ん…」
藤堂は時間をかけてゆっくり奥深くまで押し入ってきた。
「先輩、大丈夫ですか?」
「うん」
「全部入りましたよ」
「全部…?」
「ほら」
藤堂は凍夜の手を掴み、繋がっている所へ導いた。
大きく口を広げた自身の菊門に藤堂の太く熱い楔が撃ち込まれているのを、まざまざと感じさせられ、凍夜は首まで真っ赤になった。
「先輩、真っ赤なのかわいすぎです」
「かわいいとか言うな」
「本当のことだから仕方ないです」
「かわいいとか言いながら、でかくするな」
「先輩が煽るから仕方ないじゃないですか」
「煽ってない」
「そういうことにしておきます。先輩、そろそろ動いてもいいですか?」
「うん」
藤堂は上体を起こし、ゆっくり動き始めた。
入口ギリギリまで引き抜いてから、奥深くまでゆっくり押し入る。
この緩慢な動きは凍夜の快感をあっという間に押し上げた。
今まではガツガツと穿たれないとイクこともできなかった。
それが思いが通じ合っているというだけで、こんなにも満たされるのを初めて知った。
「先輩の中、すごい動いてますね」
「知ら、ない」
「気持ちいいですか?」
「教え、ない」
「教えてくれたら、もっと気持ちよくしてあげます」
「教え、ない」
「相変わらず強情ですね。そんな先輩にはお仕置きです」
藤堂は急に腰を引き、ある一点を突き始めた。
途端に凍夜の体が大きく跳ね始めた。
藤堂がゆっくり入れたのには理由があった。
一つは凍夜の体を労わるため。
もう一つは凍夜のいい所を探すため。
入れる時、コリッとした部分を見つけておいた。
凍夜のとてつもなくいい所、前立腺。
そこを一点集中に攻めたてる。
「あっ…やっ…!」
「どうしました?」
「そこ、や、だっ!」
「でも、気持ちいいでしょ?」
「も、ダメ…」
「いいですよ、イってください」
「出、る…っ!」
ひと際大きく腰が跳ね、萎えている凍夜の楔からは勢いなくトロトロと白濁が流れていた。
「上手にイけましたね」
「ぁ…」
「そろそろ俺もイかせてもらいますね」
「待っ…俺、まだ、イってる」
「ごめんなさい。もう待てない」
一度入口付近まで腰を引き、バチュンと抽送を開始し始めた。
まだ昇天した快感の波の中に漂っている凍夜にとって、突然与えられるこの快感は毒だった。
強すぎる快感から逃げようともがくが、腰を強く掴まれているため逃げられない。
「出、る」
「何が、出ちゃう、んですか?」
「おし、っこ、出、ちゃう」
「いいですよ。出して」
「や、だ」
「ほらっ!」
藤堂の大きく膨らんだ亀頭が凍夜の前立腺を抉る。
凍夜の目の前が白黒に明滅した。
「…っ!」
ぴゅっぴゅっ、と凍夜の楔から透明のさらさらとした液体が藤堂の抽送に合わせるように出てきた。
「潮吹いちゃうとかエロすぎでしょ」
「は…ぁ…っ」
「もう意識もないか」
「ぁ…」
「先輩、ごめん。俺もイクね」
ベッドがギシギシと軋む音が部屋に響く。
凍夜の菊門は真っ赤になり、抽送により泡立っていた。
「先輩、大好きです…っ、イクっ!」
凍夜の最奥に穿つと、ビュービューと藤堂の白濁がスキン越しではあるが、凍夜の中に大量に出された。
止まりそうにない射精の間、藤堂と一緒にイキ、完全に意識を飛ばした凍夜の前髪を梳いて、凍夜の綺麗な顔を眺めていた。
「先輩、愛しています」
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