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恨むからか?
「恨むからか?」
キスを避けたナオちゃんから出たのは悠貴が想像もしなかった言葉。
「恨むってナオちゃんを……なんで?」
「お前の方が優秀なのに、おれが正妻の子やから偉い役職に就いてる……おれがお前の父親も名誉も奪ったから恨んでいじめるんやろ」
悠貴を見つめたナオちゃんの目は真っ直ぐだった。
「俺が恨んでるから、いじめるって思ってたの?」
悠貴は戸惑いで目を揺らす。
「そうじゃないと、こんなおれに近づいてくるわけないやんか」
諦めたように言ってため息を吐いたナオちゃんを見た悠貴はいきなり尻尾を掴み、自分の方に引っ張った。
「そんな風に思われてんなら、身体に覚えさせるわ」
重低音の声で言った悠貴はうつ伏せにしたナオちゃんに刺さった肛門プラグをグリグリと3回上下に動かしてから強引に抜き、すぐに自分のモノを宛てがう。
「なっ、アッ……い、イヤやぁ」
慣らすことなく激しく擦れる接合部は痛みの方が強いのか、ナオちゃんは叫び声を上げる。
「痛いやろ、でも俺の心の方が痛いんだよ!」
「あ、イたっ……アッ、あぁ」
「嫡出子だったら良かったのに、地位や名誉が欲しいなんてちっぽけなプライド……持ったこともない!」
「あっ、アッ……ああっ」
痛めつけられてるはずなのに、接合部の水音がいつものようにパチュパチュといやらしく立つようになってきた。
「俺は……中居悠貴は竹富奈緒志を純粋に愛してるから、いじめるんだよ!」
激しい律動にナオちゃんの喘ぎ声が早まっていく。
「あっ、んっ、アッアアッ」
「わかったか!!」
「ああっ、アッ……アアアアアッ!」
強く打ち付けた悠貴の後、ナオちゃんは叫び声を上げ、意識を失った。
悠貴はナオちゃんの前髪を撫で、おでこを付ける。
「愛してるから、そばにいたいんだよ」
悠貴は語りかけるように言って、口角を上げた。
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