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 全てを観終わって疲労困憊になった一同は休むことになった。  寿樹には龍王寺の寺務所にある客間の一室を用意された。もちろん碧も(弥里に研究室の仮眠室に引っ張られそうになったところを逃亡して)一緒の布団に入る。 「ここが寿樹さんの前世の最期の場所だったんだね……」 「そうだったみたいだな…ふふ」 「ん? どうしたの?」 「いや、ちょっと…碧があんなに声を荒げるところを初めて見たからおかしくて…」  寿樹は先ほどの碧と弥里の口喧嘩を思い出して笑ってしまったようだ。碧は急に恥ずかしくなって寿樹の胸に顔を埋める。 「いや…あんなみっともないところ……寿樹さんに見られたくなかったのに…」 「ううん、みっともなくないよ。碧の見たことのない顔が見れて嬉しかったよ…」 「むぅ……でも、呆れたでしょ?」 「そんなことないさ。碧の仕事ぶりも初めて見れたし、川原先生がいつものこと、みたいな顔をされていて、ああやって碧は熱心に論じるということは考古学が本当に好きなんだって伝わったよ」  抱きついて顔を隠す碧の黒髪を撫でる。 「僕ね、輪廻転生なんて宗教の空想なんだって思ってた…だけど前世の記憶を持ってる所長に出会って、それから所長と同じ境遇のみーくんがやってきて…神器を通してだけど弥生の君と話して…僕にも前世ってあるのかなぁって……」 「うん……俺もファンタジーだと思ってたけど、碧が運命の人だって知れた時は嬉しかったよ」 「寿樹さん…」  碧は愛しい人の名前を呼んで、顔をあげた。至近距離にある端正な顔、嘘のない愛の瞳で見つめられる。 「もう一度出会えてよかった…僕はずっと、ずっとずっとずうぅっと、寿樹さんと一緒だからね?」 「俺も同じ気持ちだよ、碧」  引き寄せられるように2人は唇を重ねて舌を絡める。  そしてキスをしながら碧は寿樹の掌に翻弄される。 「寿樹さん………おねがいがあるの…」 「なぁに?」 「今日は…その……そのまま、挿れて欲しい……ナカに出して欲しい…」 「どうして?」 「いっぱい、いっぱい…寿樹さんを感じたい……生きてるって、靖久だった寿樹さんと生きてるって、僕の何処かにいる青成に教えてあげたいの……」  寿樹は優しく微笑んで、碧の頬にキスをする。 「碧は優しい子だね…大好きだよ」

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