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第44話

「…んん、ん、っふぁ…ん」 口を塞がれながら下半身をまさぐられ薬のせいか声が出てしまう。 「じゃこっちの具合も確かめちゃおっかな~」 「んんん!んんーん!」 嫌だ! そこはやめてくれ…! そんな俺の願いを受け入れることは無く男は後孔に指をツプリといれた。 濡らされていない指で弄られ痛さと快感で頭がおかしくなりそうだった。 いや、もうなっていたのかもしれない。 気がつくと既にそこには指が三本程入っていた。 「そろそろいいんじゃね?」 「誰から行く?」 「宮松からでいいんじゃね」 男達の中で初めて名前を聞いたその男は、今までずっと偉そうに見ていたやつ。 きっとこの中でリーダー的な存在なのだろう。 宮松は無言で近づいてくると俺を上から見下ろした。

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