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第59話

あの後も移動教室で教科書を教室に忘れたり、お弁当ひっくり返したり大変だった。 …って、あれ 「唯川?」 はぁ…と溜息をつきながら廊下を歩いていると空き教室から唯川が走ってでてきた。 誰かといたのかな? 少し気にはなったけど先生に呼び出された途中だったのでそのままスルーした。 「え、何これ」 “今日の16時校舎裏に来てください” 下駄箱を開けるとそれだけが書かれた紙が入っていて、果たし状的なやつかな?と不審に思った。 うーん とりあえず行ってみようかな ちょっと怪しいとは思ったけど俺個人に用があるから手紙をくれたのに誠に相談したり勝手に無視したりするのはダメかなって思った。

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