「は、遥斗くん…来てくれてあ、ありがとう」 「…いや」 時間通り行ってみるとそこに居たのはこの間よくわからないことを言った人だった。 「お、俺はね…はぁ、はぁ、遥斗くんのことを運命の人だと思ってたんだ」 「え、」 「でも、遥斗くん全然見てくれないし、変な男といつも居るし、好きとか言ってるし、あの鈴木誠ともまた仲良くなりだしたし、俺はずっと前から見てたのに、なんで俺じゃないんだ！ふざけるな！」 興奮してはぁはぁ言い出してるしだんだんヒートアップしてきて正直気持ち悪いし怖い。 「わざわざ不良みたいな奴らに頼んで遥斗くん襲わせて俺がヒーローのように助けるはずだったのにそれも邪魔されるし！」 あれ、こいつの仕業だったのか…！ 多分盗撮とかもこいつだ 殴ってやりたい気持ちになったけど学校でそんなことしたらなんて頭をよぎってしまった 「俺のものにならないなら、いっそのこと……！」 「っえ？」 男の手にキラリと光るものが見えた