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第4話

「冬馬久しぶり」 「あぁ」 遥斗が立ち上がったのに合わせて目の前の誠も立ち上がり三人で並んで体育館まで行くことになった。 「え?二人知り合いだったの?」 自然に話す俺らを見て遥斗が驚いたように声を上げる。 「知り合いったいうか、一応同じ中学だったんだけど…」 誠が少し悲しそうに告げると、遥斗はまたびっくりした様子を見せた。 さっき二人で話してる時にそういう話にならなかったのか… 体育館に行くまで俺を挟んで遥斗と誠は話していた。 さっきは他の奴とあんまり仲良くなって欲しくないなんて俺の勝手な独占欲で腹が立っていたけど、友達作りの苦手な遥斗にほぼはじめてできた友達だ。 遥斗が楽しそうならいいか なんてこの時は考えていた…

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