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第12話

時間の問題だとは思ってたけどそれはすぐだった。 「冬馬!昨日誠に告白されて付き合うことになった!」 「おー良かったじゃん」 朝一で幸せそうな顔をして俺に報告してきた遥斗。 分かってはいたけどいざこうなるとかなり辛い。 「えへ、冬馬のお陰だよ。話聞いてくれてありがとう」 照れがあるのかはにかんで俯く遥斗は最近余計に可愛くなったと思う。 前はもっとつんつんしてたというか… これも誠のお陰なんだろうな。 なんて言うか 俺の友達出来てるやつが多すぎてどこに行っても気まずくなったな… 自分で言うのもあれだが、オレだってモテなくはない。 恋人もつくろうと思えばつくれる。 でもまだしばらくは遥斗に一途でいたいな。 いつから自分の気持ちに気づいたのか分からないが、新しく恋人をつくって忘れようとして忘れられるほど軽くも短い恋でもなかった…

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