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第22話

放課後校門の前で壁に寄りかかり遥斗を待っていると、遥斗が走りなごら一人で出てきた 「冬馬!ごめん、おまたせ」 「いや、全然待ってないから大丈夫」 校門の周りには何人か顔見知りの奴がいて話かけられると面倒だと思い、二人で学校を離れた。 「そういや誠は?今日は一緒じゃないのか?」 帰り道の途中でずっと疑問に思っていたことを聞いた。 「今日はそのことで相談があって…」 ポツリポツリと遥斗は誠のことを話し始めた。 遥斗の話は、誠は最近浮気をしているみたいということだった。 はじめはただの嫉妬か?惚気か?と思って聞いていたが、それが始まったのは最近ではなく高校に入ってすぐからだという。 俺はその話を最後まで聞き終わる頃には完全に理性がブチ切れていた。

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