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第24話

はぁ、何やってんだ俺… 最低だ…… 遥斗泣いてたな とりあえず謝らないと。 このままじゃもう二度と遥斗と関わることが出来なくなってしまう。 つい頭に血が上ってあんなことをしてしまった後悔が頭を占め全く眠れないまま朝が来た。 「冬馬様おはようございます!なんか今日は元気がないですね、どうしたんですか?」 こいつは相変わらず俺の事になると鋭い… いつもなら言い返しているけど今日はそんな気も出ず無言でいると翔琉も静かに俺を見ていた。 色々と考えて授業どころではなかった。 謝らなければいけないと思っていても遥斗に拒絶されるのが怖くて言い訳を考えてしまう。 怖いなんて思う資格無いくせに…

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