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第26話

「男同士なんて言ったら絶対引かれると思ってずっと隠してきたのに、気づいたらお前は誠に惹かれてるし...。誠もお前のこと好きなのばればれだったから自分の気持ちを隠して応援してきたのに…」 本当はずっと言わずにいるつもりだった 思っている期間どうこうの問題じゃないから。 「なのにお前らは、上手くいってるもんだと思ってたのに…遥斗からあんな相談を受けるとは思わなかった。」 「...ごめん」 「いや、遥斗の話聞いて遥斗は悪くないのになんで遥斗に当たってしまったんだろうって昨日ずっと後悔してた」 「...冬馬」 「もう誠なんかやめろよ。俺にしとけ」 俺は遥斗の腕をぐいっと引っ張り抱きしめた。 「冬馬...ごめん」 「なんでっ...そんなに誠がいいのかよ」 「俺、誠のことが好き。だけどもう疲れちゃった…でもだからといってすぐ次に行けるほど酷いやつじゃない。ちょっと考えさせて欲しい。」 「...わかった。お前のこと本気で落としに行くから、覚悟しとけよ」 もう誠なんかには譲らない 全力でお前を落として、俺を選んでよかったと思わせてやる。

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