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あなたが好きだと言ってるじゃない〜承〜7

「ダメぇ!!もう嫌ぁっ・・・そこ良いのぉ・・もっとこすってぇ・・・!イクっ!イっちゃぅ!ああああっやあぁっっ・・・んんっ!!」 体の一番奥深くから、今まで経験したことのない感覚に満たされた。 全身が敏感になって、快楽だけを求めている。 声が抑えられなくなったボクの口唇を、部長はキスで塞ぐと、もっと奥まで何度も突いてきた。 「んんんっ・・・んん〜〜〜〜〜〜〜っ!」 ボクは背中を反らすと、自分のお腹の上に全部出してしまっていた。 部長の口唇が離れる。 唾液が二人の間を繋いで、不意に切れた。 「はぁ・・・はぁ・・・」 全身で呼吸を繰り返す。 窒息しそう。 「・・・くす・・後ろだけでイクんだから、本当に敏感だな」 「ちが・・・」 「お前、本当に可愛いよ。めちゃくちゃにしたくなる」 「ぶちょう・・・」 まだ内部に入ったままだった部長のものが、一気に引き抜かれる。 「ひゃぁん・・・」 短い嬌声(きょうせい)をあげるボクをじっと見つめたまま、部長はボクの体を反転させる。 机にうつ伏せになって、足が床に着く。 「部長・・?」 部長の大きな手がボクのお尻を左右に広げて、また入れられると思った時には、一気に根元まで捩(ね)じ込まれていた。 「ああああんっ・・・そんないきなり・・・激しぃ・・!」 部長は逃げそうになるボクの腰を、しっかりと押さえつけると、ボクの体の一番奥まで、何度も何度も突き上げて来る。 「ぶちょう・・・んんあああっ・・・!深いよぉ・・・こんなのらめぇ・・・」 声を抑えようと思っても抑えられない。 部長の左手が後ろからボクの口を抑える。 ズチュ・・・ヌチュ・・・ぐぷっ・・・ぐちゃズップぐちぐちゃずちゅんズッズッズッずちゅ! 部長がスピードを上げるのに合わせて、音が大きく響く。 体を揺さぶられて、机がガタガタと音を立てる。 ぱん・・バンっ・・ぱんぱんっ!バツンっ!バツンっ! 「らめぇ・・・そこ、そこぉ好きぃ・・・もっとしてぇ・・・もう、もうまたいっちゃ・・あああっ!」 何度も何度も、壊れそうにイイ所を突かれる。 あまりの快楽に脳味噌が蕩(とろ)ける。 セックスがこんなに気持ちいいなんて、思わなかった。 知らなかった。 知りたくなかった。 知ってしまったら、もうダメだ。 何度も、何度でも、毎日毎日この快楽を味わいたくなる。 ボクが、壊れる・・・。 「ふああああっ!らめぇぇぇ・・・イクぅ・・・っ!」 ボクはまたイってしまった。 全身が異常な解放感と弾けるような快感に満たされる。 体を痙攣させるようにビクビクさせてイクと、部長がボクの中に根元まで差し込んで、動きを止めた。 ドクドクとお腹の中に注がれる。 熱くて粘着質の液体が、大量に吐き出される。 お腹の中が、部長で一杯になる。 入れられて気持ち良くしてもらうよりも、自分がイって気持ち良くなるよりも、部長がボクの中でイってくれたことが、嬉しかった。 ボクだけじゃなく、部長も気持ち良くなってくれた。 ボクの体で、イってくれた。 部長はボクの中に全部出しきると、性急にものを引き抜いて、衣服を整えた。 ボクは机に突っ伏したまま、下半身を露出したまま、動けないでいた。 部長は、床に落ちた本を全部拾い上げると、一緒に落ちたボクの眼鏡を机に置いた。 「・・・早めに戻って来い」 さっきまでとは一転した、冷静な声で部長は言うと、ボクを置いて資料室を出て行ってしまった。 ボクは体の力が入らなくて、ずるずると滑り落ちるように床に座り込んだ。 どろ・・・。 部長の精液が、ボクの中から溢れ出る。 その感覚に驚いたが、しばらくすると慣れた。 部長・・・どうしてボクを抱いたの? ボクは、部長だから抱かれた。 部長が好きだから。 初めては好きな人が良かったから。 部長は? 部長は、ボクのこと好きですか?

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