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あなたが好きだと言ってるじゃない〜転〜1

         転 「・・・あああっん・・・ぶちょ・・・もう、もうダメぇ!!」 床に四つん這いになって、下半身を裸にされて、むき出しになったボクの小さな穴に、部長の太くて長くて硬いものが、根元までずっぷりと入っている。 激しいピストンをせずに、部長はぐちゅぐちゅと細かく動いて、ボクが感じるところを突いてくる。 初めて部長に抱かれてから、1ヶ月が経っていた。 その間、ボクは何度も部長に抱かれた。 資料室から資料を探して来て欲しい、それが合図みたいになって、部長はボクを資料室に行かせると、必ず後から来てボクを抱いた。 週に3〜4回は、そうやって逢瀬(おうせ)を重ねていた。 その間、ボクは一度も理由を訊いたりしなかった。 『どうして?』 『ボクのことどう思ってるんですか?』 心の中では、そんな言葉が渦巻いているのに、一言も、口に出せないでいた。 部長は、ボクの考えていることなんか構わず、何度もボクを抱いた。 そして今も・・・。 「薫、薫・・・可愛いよ」 部長が耳元で囁く。 熱い吐息がかかって、背中がぞくぞくする。 セックスしている時だけ、部長は名前で呼んでくれる。 それが、嬉しかった。 部長のが奥深くまできてる。 くちゅくちゅと音がする。 ボクと部長が繋がっていることを証明するように。 「・・・気持・・ちいいっ・・そこ、いいのぉっ・・・」 「くすくす・・・薫はここが好きだね」 「らって・・・すごいっ・・・からぁ・・・!」 部長が擦る度に、全身に電気が走って、脳味噌が蕩(とろ)けていく。 小さいながらも勃起したボクの半身が、イきたそうにふるふると震えている。 そこは部長に全然触られていないのに・・・乳首とか腰とかお尻は触って舐められたりしたけど・・・何でこんなになってるんだろう・・・。 部長が言うように、敏感なのかもしれない・・・。 虚ろな頭でそんなことを、薄ぼんやりと考えていたら、部長が急に腰を大きく引いて、激しいピストンをし出した。 「ふああああっんん・・・!ぶちょ・・・いやぁ、急に・・・激しく、しないでぇっっ!」 ぐちゃ、ぬちゃと音がする。 バツンバツンと腰が打ち付けられる。 体の一番奥まで、犯される。 心まで、犯される。 「・・イク・・ぶちょ・・・イっちゃうよぉっっっ!!!もう・・・もうらめ・・・あんん〜〜〜〜〜っっっ!!!」 ビクビクと全身を震わせて、ボクは床の上にまき散らした。 部長はまだイっていないので、ボクの衝動が収まるのを、入れたままで待っている。

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