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あなたが好きだと言ってるじゃない〜転〜2
ボクが大きな呼吸を何度も繰り返していると、不意に部長がボクの体を起こして、座る形になった。
部長は後ろからボクを支える形になる。
「ひゃんっ・・・ああ・・深いぃ・・・」
入れたまま座らされたので、部長のが体のもっともっと奥まで入って来る。
「ダメ・・・これ以上奥は・・・壊れちゃうよぉ!」
部長はボクの両膝の裏を腕で抱えて、ボクの体を支える。
ボクはあまりの快楽に体の力が入らず、部長に寄りかかってしまう。
自分の全体重がかかってしまい、部長のを奥深く、奥深く咥(くわ)え込んでいるのがわかる。
「いやらしいね、薫。いつの間に、そんな淫乱になったの?」
ぐちゃ・・・ぐちゃ・・・ぐちゅぐちゅ・・・ズプズボっ!
部長が腰を動かす度に、奥の疼(うず)きが強くなる。
さっきイったばかりなのに、もうイキそうに気持ちいい。
「ぶちょう・・・もうもうダメ・・・またイっちゃうぅ・・」
「まだダメだよ。薫・・・もっと締め付けて・・・もっと奥まで入らせて」
「いや・・これ以上もう無理・・・もうやぁっ・・・ぶちょう!!」
「だから、声、大きいって」
部長は、ボクの左足を解放すると、そのまま左手をボクの口の中に入れた。
「んんっっむ・・・!」
ボクは我慢できず、口の中に入れられて部長の指を、舐めて吸って愛撫した。
「淫乱・・・最高・・・薫、薫・・・」
何度も何度も、下から突き上げられる。
後ろからされるのと、座って下から突き上げられるのが、ボクは好きだった。
知らず知らずの内に、部長のを離したくないと、きつく締め付けている。
もっと、もっとして欲しい。
壊して欲しい。
「薫・・・もう内部(なか)で出すぞ・・」
部長はそう言うと、激しくピストンを繰り返す。
「まだ、や・・・もっと、こすってぇ・・・んん〜〜・・そこ好きぃっ!!ぶひょ・・・はああっっんん!!」
部長のがズブズブ入ってくる・・・気持ちいいところを擦ってる・・・。
体の一番深いところから、快楽という強い感覚が絶えず襲ってくる。
心まで貪られる、強い衝動。
こんなの知らない。
無意識にボクは口の中の部長の指を強く吸っていた。
「ひう・・・もう・・・らめぇぇぇっっ・・・!」
部長の腰が激しさを増して、中へ中へとぐりぐり擦られた瞬間、ボクは悲鳴を上げてイっていた。
部長は、前に倒れそうに傾いたボクの体を支えて、ボクの内部で射精した。
熱い。
部長の精液が、熱い。
うっとりと余韻に浸っていると、部長は性急にボクの内部から出て、ボクの体を床に横たえた。
ボクはまだ体に力が入らなくて、そのまま全身で呼吸を繰り返す。
部長は衣服を整えると、ボクには何も言わずに、資料室を出て行ってしまった。
セックスの時は、可愛いって一杯言ってくれるのに・・・。
好きだとは、言ってくれない。
ボクも、言えないでいた。
ボクは、資料室で部長とセックスするようになってから、こっそりとティッシュとウエットティッシュを持ち込んで、常備していた。
脱がされたズボンと下着を身につけると、床の掃除を始めた。
自分が出した精液を拭いていると、ポツポツと透明の液体が落ちて来た。
あれ・・・?変なの・・・なんでボク・・・泣いてるんだろう・・?
泣いていると自覚すると、不思議と涙が止まらなくなった。
後から、後から涙が頬を伝う。
「ふっ・・・ふぇっく・・・ううううええっ・・・!」
口を両手で覆って、声が漏れないように、きつく押さえた。
「・・・すき・・・ぶちょ・・・だいすき・・・」
言えない言葉。
このたった一言が、どうして言えない?
たった二文字なのに。
『す』と『き』を、続けて言えば良いだけ。
それだけなのに。
それだけなのに。
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