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第4話

 俺と慎吾が集合場所の居酒屋に着くと、俺達を見つけた藤崎がこっちこっちと手を振って呼んだ。 席に座るとまだ全員集まってないのか女子が5人男は俺と慎吾と藤崎の3人だけだった。 「翔、おまえ酒飲むなよ」 俺の右隣に座った慎吾が不機嫌そうな顔で言う。 「なんで?」 酒は嫌いでもないし、飲めないわけでもない。ただ信じられないくらいの睡魔に襲われてしまってどこでもいいから寝てしまいたくなる。それで何度か慎吾に迷惑はかけていた。理由はわかっていてもむっとして慎吾に抗議の目を向けた。 「レポート。寝不足。面倒」 俺の方を見ようともせずさらっと慎吾が言い返す。 「わかってるけど!何だその面倒って!」 こっちを見ない慎吾にむすっとしながら詰め寄った。 「ふふっ。藤崎くんから聞いてはいたけどホントに保護者みたいなのね」 正面に座っている女の子が楽しそうに笑う。 それを見ておそるおそる慎吾の方を見ると案の定不機嫌な顔をしていた。 やめてくれこれ以上慎吾を不機嫌にするのは……。慎吾は怒鳴ったりキレたりは滅多にしないけど、不機嫌になると長いんだよ……小言がな! 俺がちゃんとしてないから、などと正面の女の子と会話を交わしていると遅れてきた人も揃い、女子5人男子5人の10人になっていた。

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