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綿貫碧(わたぬき あおい)4-7
三沢は綿貫の顔を見上げると、根元からベロリと舐め上げてくる。
「え、三沢さん、俺の? え?」
まさか三沢が自分のペニスを咥えるだなんて思っておらず、頭が混乱をした。
「駄目です。そんな、汚いよ」
「誰よりも、綺麗だよ」
「で、でも」
「うるさいなぁ」
そう言って、三沢はズッとペニスを吸い上げてきた。腰にじんとした痺れが広がり、全身の力が抜けていった。
「や……駄目」
丁寧に舌先を這わせてきたかと思うと、痛みの一歩手前の強さで握られる。裏筋を刺激されて、カリの部分をジュッと吸われた。
「あぁ、凄い濡れてるね。こんなに垂らして、気持ち良いの?」
それに綿貫が頷くと、三沢が綿貫のこめかみにチュッとキスをして、耳にぬるりと舌を入れてくる。ジュプッジュプッという音が響き、まるで脳みそを掻き混ぜられているようだと思った。
勃起した綿貫の猛りは放置したまま、三沢は指先で全身を嬲っていく。指先でさわさわと触れられると、もどかしい疼きが体の中で次から次へと沸き起こり、ピクピクと下腹部が脈打つ度に、三沢は綿貫の良いところを見つけたとばかりに、その場所を責め立てた。
綿貫は堪らず、グズグズに濡れている己に手を伸ばすが、それを三沢に制止され、ベッドの足から伸びた手枷で両手とも固定されてしまった。
「三沢さん、出したい……」
「そうだね。出したいね」
三沢は子どもをあやすように言って、頭をポンポンと叩くと、棚から何かを出してきて、それをベッドにドサリと置いた。
「今までさ、あおちゃんは何人と寝たの?」
「え?」
「教えてくれる?」
何を言ってるのかと思っていると、三沢が綿貫の足を広げ、秘穴を指でぐいっと広げた。
「ちょっ、駄目です!」
綿貫はその羞恥に、足をばたつかせた。
「暴れないでよ。危ないな」
「入れるなら、入れて良いから、そんなこと止めてください」
「あー、何、その言い方。気に入らないなぁ」
「ごめんなさい。でも、恥ずかしいから……」
「えー、凄く可愛いよ、あおちゃんのアナル。泣きながら入れて下さいって、ねだるくらいに可愛がって上げるからね」
そう言うと、三沢は再度綿貫の足を広げて、綿貫が暴れる前に、後孔を舐め上げた。
「ひゃっ……ちょっ、それは絶対に駄目!」
さすがにそれはやり過ぎだと思った。今までも、そんなところ舐められたことはない。
「三沢さん、離して」
「舐められたことないの?」
「そんなとこ舐める人、いません!」
「じゃあ、俺が初めてだ」
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