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綿貫碧(わたぬき あおい)4-11
「そうだね。ごめんね。嫉妬しちゃったんだ。でも、全部辛い思い出だったね。大丈夫。全員、地獄に落として上げる。あおちゃんはもう、気持ちが良いことだけでいいよ」
また適当なことを言っていると思いながら、三沢の言う通りに、肉穴を抉る陰具に集中をした。
三沢の手が乳首をぎゅっと握った。コリコリと捏ねくり回したり、指の腹でそっと触れたりしてくる。乳首への刺激なのに、何故かペニスへその感覚が下りてくる。しどしとに濡れたペニスは、さらにドクドクと脈打ち戦慄 いた。
開放して思いっきり射精たいと言う思いと同時に、甘い苦しみが気持ちいいと思った。被虐的な悦びが綿貫を犯していく。
「キス、して……ねぇ」
キスをねだって顔を上に向けると、覆い被さるようにキスをくれた。先ほどと同じように、深いキスだ。
乳首を嬲 りながら、口腔を犯され、体はグズグズに溶けていった。これ以上ないほどに幸福であった。今日だけの快楽なのかもしれないが、それでも良かった。
「あ、だめ、だめ、何か来る、おかし! あっ、あっ、ぁっ……あ――!」
三沢から逃げるように唇を離すと、毛穴全てが犯されるような、体がバラバラになるような快楽が沸き起こってくる。今まで味わっていたものとは全く別であった。
ガクガクと全身が小刻みに痙攣し始める。特に下半身の痙攣は凄まじい。口から漏れ出る喘ぎ声は止まらず、何が起こっているかわからぬまま、何度も何度も深い絶頂に襲われた。どれくらい続いたか分からず、いつの間にか仰向けにされぎゅっと抱きしめてきた三沢に、縋り付くように抱きついた。
「溺れる……落ちる、落ちる!」
三沢が嬉しそうに笑った気がした。何故だろうか。三沢は綿貫の後孔からエネマグラを引き抜くと、まだビクリビクリと震える綿貫の頬を叩いた。
「凄い、いっぱいメスイキしたね。大丈夫?」
「あ、三沢さん……俺、これ」
焦点が合わぬ目で、どう答えていいか分からず、三沢の肩に顔を擦りつけた。
「どうする? もっと気持ち良くして上げられるよ」
もっと気持ち良い? そんなのは無理だ。よがり死んでしまう。そう思ったが、三沢はズボンの前をはだけさせ、いきり立った肉杭を綿貫の会陰にぐっと押しつけてきた。
三沢の大きく硬い強張りが綿貫のアナルを犯そうとしている。考えただけで絶頂を迎えることが出来そうだ。それにあらがえるわけはなかった。
「入れて」
「欲しい?」
「うん。お尻に、三沢さんの硬くて大きいの、入れて」
「おちんちん欲しい?」」
「欲しい。三沢さんのおちんちん、欲しいよ。お尻に欲しい」
「あんなにいっぱい、お尻でメスイキしちゃったもんね。お尻、いっぱい虐めてしてほしい?」
「うん。虐めて。擦って……奥まで突いて」
「じゃあ、言わないと」
「何を……」
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