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綿貫碧(わたぬき あおい)5-8

「乳首イキ? エロッ」  しかし、興奮は収まることはなかった。もっと刺激が欲しい。後ろを穿(うが)って欲しいと思ったが、三沢はそんな綿貫の気持ちを分かっているだろうに、無視をする。  綿貫は、二本の指で後孔を掻き混ぜるように刺激をした。物足りずに、段々に指の動きが速くなり、一心不乱に刺激をし続けたが、全然足りない。 「あおちゃんのケツマンコ、ヒクヒクだ。ぐしゃぐしゃに泡立ってるよ」  綿貫が薄く目を開けて三沢を見るが、三沢は微動だにせずにじっと綿貫を見るだけだった。 「も……我慢出来ませ……ほし……」 「まだ早いよ。もっとほぐさないと痛いよ」 「いい……痛くてもいいから……」 「あおちゃんMだからね。でも、ちゃんとほぐさないと俺も痛いんだよ。だからもっと頑張って」  嘘だ。三沢の笑う顔を見て綿貫はそう思ったが、いくら綿貫が望んでも、三沢が動かない限りは与えられることはないのだ。 「指じゃ足りない……」 「おもちゃでもいい?」 「や……三沢さんがいい」 「可愛いこと言うなぁ。我慢出来なくなっちゃう」  三沢はローターをワゴンの上に置いた。それを見て、綿貫はようやく欲望が満たされると思い、後孔から指を抜いた。  しかし、三沢は手に持ったオナホールを綿貫に渡してくると、自分は手に持った電マのヘッド部分に、ディルドのアタッチメントを装着させた。 「な、なにこれ?」  三沢はにっこりと笑うと、ディルドの部分を手で押さえながら、綿貫の後孔に入れていく。 「やだっ、何で!」  「お仕置きだって言ったよね。ただ気持ち良くなるんじゃお仕置きにならないでしょ」 「そんな……あっ……」  ディルドは長さも太さもそれほどの大きさではない。それでも、綿貫の指よりは太い。感じたくないと思っているのに、思わず声が出てしまう。  三沢は綿貫の手に電マを握らせると、オナホールのパッケージを外し、それを綿貫のペニスに被せた。 「ほら、手、動かして。これ、頭の所押さえて吸引力は調整してね」  ヌチャリという感触がし、三沢がそれを上下させると、柔らかな肉に包まれているような錯覚が沸き起こってくる。 「ほら、自分でして」  綿貫が誘惑されるまま、オナホールを上下させると、三沢が電マの電源を入れた。 「あぁ……!」  思わずオナホールを操る手を止めて電マを握ると、己の肉壁にぐっと押しつけた。 「ほら、口ばっかりだ。気持ち良い?」  綿貫はそれに頷くと、もう片方の手でオナホールを上下させた。頭が痺れるように気持ちが良い。喉を仰け反らせて、唸り声を上げた。     

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