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綿貫碧(わたぬき あおい)6-2

「また冗談ですか? 笑えません。まぁでも、実際、今も閉じ込められてるようなもんですよね」  右耳のピアスを触りながら言うと、三沢も綿貫の右耳に触れてきた。 「安心してよ。俺が作るのは、こんなおもちゃみたいな檻じゃないよ。柔らかくて、心地よくて、絶対に逃げられない檻だ」  三沢がキスをしながら、胸元を(まさぐ)ってきた。すぐに綿貫の体はその手に反応をしたが、感じているのはその手になのか、それともその言葉になのか。 「ベッドに行こうか」 「はい」  ベッドに押し倒され、下半身だけ衣類を剥がされると、ローションを垂らされ、後孔を探られた。 「夏休み中は、毎日でもしよう。ずっと、出来るだけ繋がってようね」  三沢の言葉に、綿貫は頷く事しか出来ない。堕落した日々は、綿貫を更に深みに堕としていくのだろうが、拒絶するどころか、それを受け入れる事に悦びを感じていた。  三沢がペニスを綿貫の後孔に押し当てると、ゆっくりと入ってくる。今日は前戯が少ない。こういうのも良いと思いながら、三沢に抱きついた。 「あおちゃん、可愛い。ほんと、閉じ込めちゃいたい」 「いいよ、三沢さんの好きにしてよ」  綿貫は呟きながら、人魚の絵を見上げた。あぁ、人魚が見ていると思いながら人魚の顔を見つめた。三沢に閉じ込められたら、あんな風に自分も笑えるのか、それともより苦しむのだろうか。 「あ……出る……出しても……いいですか?」 「いいよ、でも、夜があるから、一回だけだよ」  それに綿貫は頷くと、己のペニスを擦った。  白濁が吐き出され、服を汚した。三沢が笑いながら綿貫の中から己を引き抜くと、三沢の大きなペニスがぷるんと揺れた。 「や……」 「これ以上したら、あおちゃん、イキ過ぎちゃって、夜もたないでしょ」  三沢が膝立ちをするのに綿貫はコクリと頷くと、三沢が何を求めているのかを理解して起き上がり、三沢のペニスを咥えた。 「良く分かってるね。いい子」  三沢が綿貫の頭を撫でてくる。綿貫は丁寧に三沢のペニスを舐めた。 「さっきまで、あおちゃんの中に入ってたおちんちん、美味しい?」 「うん、美味しい」 「ほんと、雌犬になっちゃったね。俺の、淫乱な雌犬だ」 「そうだよ。俺、どうせ、三沢さんのペットだ」  ぐっと奥まで銜え込むと、三沢が更に喉を犯してきた。息が出来ずに涙がにじむ。ゴボッというみっともない声が漏れていき、涎がダラダラと垂れた。。 「あー、あおちゃんの喉マンコ、気持ちいい。しゃぶるの、上手くなったよね。あおちゃん馬鹿だけど、こういう覚えは良いの。どんだけエロいの?」          

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