酸素が足りなくなりクラリとしてくると、ようやく三沢が綿貫を離した。綿貫は咳き込んだが、呼吸が落ち着くと、三沢を見上げる。 「犬の口に突っ込むなんて、三沢さん、変態ですね」 「お互い様だよ」 　三沢が綿貫のペニスを握ってくる。そこは半勃ちしていた。 「喉マンコ犯されて、こんなにしちゃって、俺以上に変態だ」 　三沢は綿貫を四つん這いにさせると、再度綿貫の後孔に、ペニスを当ててきた。 「もう、やらないって……」 「あおちゃんの唾液で、ヌルヌルになっちゃった。あおちゃんのまんこもパクパクしてんじゃん。収まらなそうだし、やっぱりやろっか」 　綿貫が静止する間もなく、一気に三沢が貫いてくる。 「いっ……や……あぁ」 　腰を綿貫の尻に打ち付けてくる動きに、綿貫は体を仰け反らせて、痙攣させながら絶頂を迎えた。 　肉壁を、三沢の剛直がかき分けていく。擦られる度に、とめどなく強烈な快楽が沸き起こり、すぐに綿貫の秘肉は悦びの悲鳴を上げた。 「イイ……ッ、もっと、そこ、気持ちいい」 「自分から腰振っちゃって、そんなにいいの？」 　三沢が綿貫の髪の毛を掴んで三沢の方に顔を向けさせると、キスをしてくる。口も後孔も支配され、綿貫は内股をガクガクさせながら、何度もイッた。 　ようやく三沢は射精をすると、綿貫の体に倒れ込む。しかし、綿貫の中にペニスを入れたままだ。 「どいてください。重い」 「冷たいな。まだ、あおちゃんの中にいたいの」 「いつもはさっさとシャワー浴びに行くのに、珍しいですね」 　棘のある言い方になってしまったと思って少し焦ったが、三沢はまるで気にせず、肩に、首にキスをしてくる。 　ずっとこのままでいたい。セックスするよりもこうしていた方がいいと思い、されるがまま、その感触にうっとりしていた。 「離れられなくなっちゃうからさ、いつもはしなかったの。でも、夏休みはずっと一緒だ。いつでも、好きなだけ出来るね」 「すぐ飽きますよ」 「そうかなぁ」 　憎まれ口を叩きながらも、綿貫は三沢の体温に目を瞑って酔いしれる。しばらく三沢は、綿貫に抱きつきながらキスを繰り返してくれた。 「いい加減乾いてきちゃうね」 　三沢が綿貫から離れると、綿貫の服を脱がし、風呂場に連れて行ってくれた。いつものようにシャワーを浴び、綺麗にして貰うと、リビングに連れて行かれる。 「夏服、まだ買ってなかったね。買いに行こうか」 「や、いいですよ。前に買って貰ったの、夏も使えるし」 「俺が買いたいの。ついでに夕飯も外で食べよう。一休みしたらいこっか」 「はい」