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綿貫碧(わたぬき あおい)7-8
「出しちゃった方がいいかな。後ろ少し触ろうか」
「いや、ダメ……怖い……」
「そうだね。今日はやめておこうか」
ようやく三沢はゆっくりとカテーテルを抜いてくれたが、抜いた瞬間、少しだけ小便を漏らしてしまい、綿貫は顔を手で覆った。
「あぁ、少し出ちゃったね」
「もうやだ。本当にやだ」
ペニスがヒリヒリとする。こんな遊びついて行けないと思っていると、三沢が綿貫の手を取り、顔から離させるとキスをしてきた。
「ごめんね。あとは普通のエッチしよ」
啄むようにキスをしてきた三沢は、やがて深く綿貫の唇を貪ってくる。額を撫でられながら舌を絡められると、綿貫はほっと安堵して自分から舌を絡めていった。
三沢に乳首を刺激され、体がビクリとなった。執拗に撫で回された後、ぷくりと立ち上がったそれを、三沢は軽く歯で噛みついてきた。
「あ……」
その刺激に、後ろがじゅくりと疼いていくのがわかる。久しぶりの刺激は、いとも容易く綿貫を陥落していく。
「三沢さんも、脱いでください」
三沢は頷くと、綿貫の腰にまたがったまま、Tシャツをまくり上げ、鍛えられた腹筋を綿貫の目前に晒した。Tシャツを脱ぎ捨てる姿に艶があり、綿貫はゴクリと唾を飲み込む。
逃げたいと思った気持ちは消え去り、その大きな手にもっと触れて欲しいと思ってしまう。自分の意志の弱さに泣きたくなってきた。
「おいで。ぎゅっとしようか」
綿貫の考えを見透かすように三沢はそう言うと、綿貫の上半身を起こし、三沢のあぐらをかいた腿の上に綿貫の足を広げて座らせ、背中に手を回して抱きしめてくれた。
「一緒に触ろっか」
三沢はぐっと綿貫の体を自分に寄せると、空いたもう片方の手で綿貫の手を誘導し、綿貫のペニスと、三沢のペニスを一緒に握らせた。
「擦って」
耳元で囁かれ、綿貫は顔を赤くしながら頷いた。まだ完全に勃起していない三沢のペニスが見る見るうちに大きくなっていく。三沢のペニスを己の敏感な場所で感じるのは、いつもよりも扇情的であった。
綿貫が擦っているのとは逆側を三沢が擦っていく。指先が触れあい、そこが酷く熱い。テクニックも何もなく、ただ夢中でかいた。
「気持ち良い」
三沢が濡れた声で呟く。顔を見上げると、潤んだ目が綿貫をじっと見ていた。
「俺も気持ち良いです。もうイキそうです。イッてもいいですか?」
「いいよ。今日は痛い事我慢したもんね。いっぱいイッていいよ」
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