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綿貫碧(わたぬき あおい)7-10

 三沢はローションを掌で温めると、それを綿貫の尻に塗りたくってくる。ゆっくりと中指を入れてくると、肉壁を擦ってきた。 「ふっ……」 「久しぶりだから、狭いね」  三沢の指が綿貫の肉壁を探ってくる。執拗に擦られ、綿貫のペニスは勃起していった。先ほど、尿道から前立腺を擦られたせいか、凄く感じやすくなっている。小さく声を吐き出しながら、快楽を逃がそうと三沢の首に手を回してしがみついた。 「あっ……ン、もう、いい」  三沢は指を増やす事もしないまま、中指をゆっくりと動かしてくる。グジュグジュと音が響き、綿貫はぎゅっと足の指に力を入れて丸めた。 「や……三沢さん……そんな……」  コリコリと前立腺を何度も嬲られ、刺激が足りずに体が疼いていく。ねだるように腰を揺らしたが、三沢は相変わらず指を抜き差しするだけだ。ならばもっと激しくして欲しいと思うが、それも叶えられる事はなかった。 「三沢さん、もうダメ。入れて……」 「入れてるよ」 「そうじゃない。三沢さんの硬いのが欲しい……」 「ダメだよ。久しぶりだからもっとしっかりとほぐさないと」  意地悪だ。綿貫の様子に気がついていながらそう言っている。綿貫は足を広げて三沢の目の前に後孔を晒すと、自分の指でぐっとアナルを広げて見せた。 「お願いします。我慢出来ない。三沢さんの大きいチンポでいっぱい犯して」 「淫乱」  三沢はそう呟くと、ペニスを綿貫の後孔にピタリとつけた。 「俺もね、もう限界なの。痛くても知らないよ」 「いい。痛くてもいいから、奥までちょうだい」  綿貫が入れやすいようにと、両手で尻の肉をぐっと掴んで両に割ったが、しかし三沢は動く事はない。思わず綿貫はぎゅっと尻の穴をしぼめた。 「ハハ……まだ入れてないのに中に吸い込もうとしてる」 「早く! ねぇ、早く入れて。もう我慢出来ない!」  更に淫らに腰を揺すり立てると、ようやく三沢の雄が肉壁を割って入ってきた。久しぶりの感触に、メリメリと音がするように感じたが、痛みはなく、ただ体中が三沢の熱に喚声を上げていた。 「いぃっ!あぁ……」  体がビクリビクリと波打つ。三沢の杭が肉穴をこすりつけ奥まで侵入をしてくる。壁を擦られる度に、否が応でも絶頂に追いやられてしまう。耐えきれずに、喘ぎ声を次から次へと上げながら、ヒクヒクと打ち震えた。 「もうイッちゃたの?」 「ご……ごめんなさ……ひぃ……だめ、そこ、だめぇ!」          

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