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第14話

「お父さん見て見て」 「ほほぉ…可愛いね」 「懐かしいわね…こうしていつもいっしょに寝てたね。颯くん…何があったのかはわからないけれど…焔が支えになれているといいね」 「…焔の想いはいつか届くかな?」 「…それは颯くんは望んでないって…焔は気付いてる…何かあれば私たちが焔を支えてあげようね…親だもの…」 「そうだね」 「…にしても…昔から変わらないわね。寝ちゃうと朝まで二人とも起きないんだから…アメリアさんに写真送っちゃおっと」 そんな会話がなされその姿がカメラに納められてるのも俺たちは知らない。それが幼い頃からずっとあることも 『可愛い!ありがとう。昌子さん』 「ほら見て。アメリアさんから返事」 『焔くんお婿に欲しいわ』 「あげないわよ。私の愛する焔なんだから」 『颯が…焔くんを選んだら許してよ?』 「わかってるわ…その日がいつか来るといいけれど…」 『そうね。私もそれを願ってる…』 「こればかりは颯くんの気持ちだからね。でもね、焔は颯くんが誰を選んでも乗り越えていけるはずだからあまり気負わないでね?」 『それは寂しいけれど…二人の幸せのためだしね』 「そうね。颯くんに何があったのかはわからないけれど少しでも元気になってお家に帰せるようにするわね。アメリアさんもいつでもいらっしゃいね。」 『ありがとう』 「また何かあれば連絡するわ。私は明日からお休みだから。頼さんはお仕事なのでしょ?」 『颯が落ち込んでいること話したら明日少しの時間だけ戻ってくるっていってたからそちらに伺うかもしれないわ』 「わかった。待ってるね」

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