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第69話
「颯。朝だぞ」
「んん…」
可愛いけど…起こさないと颯は丸一日寝てしまう。預かってるんだ。ちゃんとした生活させないと…
「おい!寝るなよ」
「いいでしょ?お休みなんだから…もっといちゃいちゃしよぉ。光哉さん…」
「…」
何でここで先生?そこは雪割じゃないのか?あ…そっか…雪割とは付き合ってないからか
「おーい。寝惚けてんなよ。颯」
「先生のエッチ…朝からするの?」
そうやって朝からもやってたことあったの?妬ける…
「ちょ!おい!起きろ!颯」
「ふふふ…おっきくなってるよ?ん?いつもと違う?」
本当にやめてくれ…そんな厭らしく触らないで…
「はーやーてー!!!」
「あぅ?…ん…んん…」
「バカ!揉むな!触るな!ちょ!!おい」
「かぁわいい…」
「颯。いい加減にしないと襲うぞ」
「いいよ…焔」
「は?え?」
「お前俺のこと好きなんでしょ?だったら抱けばいいでしょ?」
「…お前な…いくら雪割に振られたからって」
「煩いなぁ…昨日は俺の名前呼びながら抜いてたくせに」
「お前…」
「何?どれだけ前から俺のことおかずにしてたの?最低…変態…」
「っ…」
「いいじゃん。俺がいいって言ってるんだから。」
そういうと颯が服を脱ぎ出す
「ほら。見たかったんでしょ?全部見せてあげる」
「やめろって!お前どうしたんだよ?」
「誰のせいでこんな風になったと思う?お前のせいだよ。」
「うわっ!ちょ!やめろって」
颯に急に押し倒されたあまりのことに反応が遅れた
「大人しくしてください。焔…俺が全てやりますから」
「…頼むからやめてくれ」
「焔?俺のこと嫌なんですか?」
「嫌じゃない。そんな顔すんな。そんなに苦しかった?雪割にフられたの?そんなに堪えた?」
「っ…」
「颯。お願いだからやめよ?こんなこと。確かに俺はお前のことは好きだよ?でも…お前は俺の気持ちと違うのよくわかってる。大丈夫。俺の思いを押し付けることはしない。お前に無理強いしたりしない。だから。落ち着いて?大丈夫だよ。俺はずっとお前の側にいるよ。ね?ほら。服着て」
「ごめんなさい…でも…今はお前に…めちゃくちゃにされたいんです…俺…俺…」
「颯…無理すんな。大丈夫。俺がいる方が苦しい?だったら…」
「…嫌だ…離れていかないで…焔…お願い」
今日の颯は情緒不安定らしい。にしても…まさかバレるとは…これからどうするか…そんなのは決まってるけど…
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