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第91話

びっくりした…俺は何であんなことしたんだろう…八重がいるのに… 「お待たせ。八重」 「うん。」 「いこうか」 今のは無かったことにして八重と手を繋ぐ。帰宅して部屋に通し一旦部屋を出た。 何か…違和感がある…ここに八重はよく来ていたはずなのに初めて来たみたいな反応だった 何かがおかしい?何が?わからない… どうして俺が眠り続けたとき恋人の八重じゃなくて颯がいたの? 「何だろう…わからない」 「どうしたの?」 「なんでもないよ。待たせちゃってごめんね。おいで」 俺の足の間に八重を呼び抱き寄せた 「焔くん…大好き」 「うん。俺も…大好きだよ」 啄むようなキスをして次第に深くしていく。 「ふふ…真っ赤だよ…可愛い」 「だって…焔くんが…エッチだから」 「ふふ…男だからね」 「ねぇ…」 「うん…」 八重を抱き上げてベッドに転がす。両手をしっかり握ったまま再度唇を重ねた 「焔くん…」 「八重…」 そっと手を離して体を弄る…次第に芯を持ち始めた八重の少しだけ小振りのものをやわやわと撫でた 「んん…焔くん…ねぇ…」 「ん…」 「直接…触って…」 「ん…脱がすから…少しだけ腰あげてくれる?」 「ん」 「ふふ…可愛い…もうとろとろ溢れちゃってるね…」 「だって…焔くんが…触るから…ん…」 「…」 「僕も…触りたい…」 八重が俺の服に手を伸ばしたその時だった…急な吐き気に襲われる 「うっ…触るな…触んじゃねぇ…」 「焔くん?」 「あ…ごめ…はぁ…っう…ん」 「…まだ本調子じゃないんだよ…無理しないでいいよ。ね?」 「ごめん…本当…ごめん…」 こんなにも好きなのに体が反応しないどころか吐き気を催すなんて… 「ごめんね…ごめん…」 「ううん。今日は帰るよ」 「ん…送ってく」 「ありがとう」 八重が悲しそうな顔をしたのは気が付いた…でも…気付かない振りをして八重を送り届ける。

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