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第108話
学校へつくと滋野が寄ってきた
「おはよ」
「はよぉ。滋野」
「…」
「滋野。おはようございます」
「…」
「滋野?」
「…はよ」
「おはよう。どうしたの?変な顔して…ふふふ」
「焔…お前なぁ…ちったぁ気を遣え」
「どゆこと?」
「…いちゃいちゃしながら登校してきただろ。脳内お花畑め」
「だって颯と一緒にこれたから…ふふっ…嬉しくて…」
「…なぁ。三葉大丈夫なのか?本当に」
「今の焔の方が俺に近づいてくれるのでいいのかもしれません」
「後ろ見てみろ」
「後ろ?」
振り返ると同じクラスの人だけでなく他のクラスの人が人垣を作ってた
「何かあるの?」
「お前なぁ…」
「じゃーまー!!どいて!!」
その時人垣の後ろから声が聞こえる
「おはよー。なぁに集まってるの!皆困ってるから帰った帰った」
「…雪割ですね」
「おはよう。あぁ…あれお前らのせいだな」
「何が?」
「満留。お前どうした?そんな感じじゃなかったはずなのに」
「ん?んー?わかんない…だって…俺…わかんないもん」
「もんって…似合わな過ぎ…三葉ちょっといい?」
「はい。生徒会で何か?」
「ん~まぁついてきて」
「はい」
雪割のことが好きだった颯…並んだ姿はお似合いで…
「痛い…」
「どうした?焔」
「っ…はぁ…はぁ…くるし…っ」
「おい」
「ふーっ…ふーっ…」
「ちょ…誰か…」
「どうしたの?満留くん」
「わかんねぇけど…」
「痛い…」
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