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第5話

学校に行くなら遅刻は許されない。 時刻はまだ朝の7時半。 まだそんなに人がいない時間。 朝に教室1人、なんてよくあることだ。 その1人の時間に最近1人追加された。 「あ、やっぱりもう来てた」 「おう、おはよ」 このクラスに最近転校してきた奴。 俺は所謂天然茶髪なのだが、色が明るく周りからは不良と言われ近寄り難いらしい。 けどこいつだけは俺に普通に話しかけてくれる良い奴。 「何でこんなに早いの?」 「弟を小学校に送ってそのまんまこっち来てんだ。早く家出ねぇと小学校遅刻するしそれに合わせて」 「なるほど。…ブラコン?」 「弟が可愛いのは認めるがブラコンってほどでもないな。親が心配性の過保護なんだ」 実のところ、母親も小学校中学校高校と親の送り迎えだったらしい。 それこそ学校やバス、電車といった人の多いところで具合悪くなるってなったらそうだと思うけど。

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