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第18話

俺が悶々としていると、教室のドアが開く音が聞こえた。 「よう」 「おはよう龍二」 「また柊は寝てんのか」 ナイスタイミングが龍二。 「あれ?龍二今日は眼鏡?」 悟が龍二に聞く。 「というか、コンタクト無くなった。買う金もねえから眼鏡引っ張り出してきた」 「なるほど」 「それよりも、だ。イチャつくなら別な場所でやりな悟」 「いてっ」 龍二が悟の頭を小突いたのだろう。 「人気がないところでな。そうだな誰も近寄らない空き教室なら…」 何でこいつはそんな情報持ってんだ。 と思ったが龍二はサボり常習犯。 空き教室の1つや2つ知ってるのは当たり前か。 悟が転校生を引っ張って教室から出ると、教室には俺と龍二の2人きり。 「…起きてんだろ、柊」 「バレてた?」 「バレバレ」 俺が起き上がると龍二は疲れたのか息をつく。 「疲れたの?」 「そう、疲れたの。癒してくれる?」 「………どうすれば」 「そうねー」 「?」 龍二の顔がだんだんと近く、なって…!? 龍二は目を閉じて俺にキスをしてきた。 俺も咄嗟に目を閉じる。 「んっ…はぁ」 やばい、声が…。 しかも長い、長くて深いディープなキス。 舌を絡ませ俺の舌を吸ってくる。 「んっ」 ぷはぁ、と離れると糸が引いていた。 「これで十分!」 龍二は満足そうに言う…が。 満更でもなく、気持ちよくなってしまった自分に恥ずかしくなる。 「…続きはまた今度な」 それから耳元でいい声に言うのは反則だ。 「りゅ、りゅうじのばか〜」 とろけて語彙力なくなっちった。

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