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第22話
龍二の部屋に悟も合流した。
今は悟の愚痴を俺と龍二で聞いている。
「それでさぁ!」
「うんうん」
「やんなかったお前が悪ぃだろ」
今、正論言ったところで終わらないぞ龍二。
「てか、龍二も柊もいつやってるの?」
「俺は家で宿題もらったその日に弟と」
「俺も。妹の勉強見るついで。見てやれってうるさいから…」
…本当、面倒見良いなこいつ。
それとも美佐子さんが怖いのか、どっちだろう。
物事を考えていると、机をバンッ!と叩く音でハッと我に返る。
「もうちょっと、真面目に聞いてよ!2人とも!!」
悟がすねた。
これは面倒臭い。
「てか、悟はその日にあいつとやればいいじゃん」
龍二がそう言うと悟は何故か泣き出しそうな顔に。
「何かあったのか?」
俺がそう聞くと悟は机をどかし俺に抱きついてきた。
そして小さく頷く。
これは、聞かないといけないやつだ。
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