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第39話

ある日、俺は母さんに聞いてみた。 「友達紹介するって言ったら微妙な反応されたんだけど…何で?」 「将?」 俺は飲み物を飲み込み頷く。 「ヤキモチの1種?かまって欲しいとか、その辺の。大好きなお兄ちゃんが取られるとか考えてるんじゃないの?私将じゃないから詳しくは知らないけれど」 そうなのだろうか、と俺は考え込む。 俺自身、将が可愛くて仕方なくて構いすぎてる感じもして逆に嫌われないか心配なんだが…。 将はそうでもないのか?と思い始める。 「俺…将に好かれてると思う?」 ふと、気になった疑問を母さんに聞く。 すると母さんは不思議な表情をする。 何だ、その顔は。 「見てわかるぐらいに素直だし、将はあんたのこと好きだと思うけどねぇ。…誰にも渡したくないほどに。柊、気をつけなね」 「?何に?」 「彼女。作ったら将みたいなタイプは何するか分かんないから執着ヤンデレはね。小学生だから可愛いんだぞー…」 そう言い残して母さんは自分の部屋に戻って行った。 それからしばらくの間何もせずただただ椅子に座っていると、外から父さんと将が帰ってきた。 「おかえり」 玄関で出迎える。 「ただいま兄ちゃん!」 将は俺をギュッてしてから家の中に上がる。 「父さんもおかえり」 「うん、ただいま。お母さんは部屋か?」 「うん。部屋にいる」 俺は父さんが家に上がる前に聞いてみた。 そして母さんと同じようなことを言われた。 「将は僕に似たから、一つに執着したら怖いかもね」 …父さんは自覚があるのか。 それを知っただけで何故か目の前にいる父親が優しい顔をしているのに怖くなった。 恐ろしい…。

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