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 璃音の顎や胸元に飛んだ白蜜に指を這わせ、龍嗣が拗ねた様に璃音の唇を吸う。  達した余韻に震える体を少しだけ乱暴にまさぐると、璃音の腕が龍嗣の背中に回された。 「酷いな。  一緒に達きたいって言ってたのは、君だぞ?」 「ごめんなさい…。  だって、弱い所ばっかり虐めるんだもん。  今日の龍嗣、いつもより意地悪だよ?」  仄かに赤く染まった目元が、快感の深さを物語っている。  額や目元、頬や唇にキスをして龍嗣の髪を指で梳いていると、繋がったまま引き起こされた。 「ひゃ…っ」  龍嗣がソファーに寝そべり、璃音が龍嗣の上に跨がる体勢になる。 「や………っ」  さっきより深く繋がる形になり、璃音の上体が弓なりになっていく。  その璃音の腰を掴み、少し持ち上げ手を離す。  璃音の後孔が、お互いの先走りのぬめりを借りて龍嗣のものを再び飲み込む。 「あッ…、ああっ!!」  もう一度璃音の腰を持ち上げ、手を離す。 「璃音、自分で動いてごらん」 「いい…けど、落ちたら怖いから、捕まえててくれる…?」 「いいよ」  腰に添えた手が、優しく璃音を促した。  何度も体を浮かせ、龍嗣を飲み込む。  いつもより深い結合に、背筋に電流が走るような感覚だ。  二人の肌がぶつかる音と結合部分が擦れる水音が、書斎の中に響いている。  さっき、おあずけを食らわせてしまった贖罪のように、龍嗣を悦ばせようと激しく腰を打ち付ける璃音の健気な姿に、龍嗣は躯中を駆け巡る快感を抑えきれない。 「龍嗣…ぃっ」  のけ反り気味の小さな体が、突き上げる快楽に負けて一旦止まる。 「キツいなら、擦るだけでもいい。  無理するな、璃音」  腰を掴み、前後に揺すってやると、甘い吐息が漏れた。 「ごめんね…。  龍嗣の事気持ち良くしてあげたいのに、上手くできなくて…」  ゆっくりと、璃音の体が前後に揺れ、龍嗣の熱を何倍にも増幅させる。  深く穿たれて、一度達した筈の璃音のものが立ち上がり、鈴口からは蜜が零れ、龍嗣の腹部へと糸を引いた。  そんな二人の淫らな姿に、瑠維の体の芯に熱く火がともる。 「あんまり可愛い事を言って煽るな。  歯止めが利かなくなるだろ?」 「い………っ、ぁあ…っ」  質量を増した凶器にえぐられ、後孔が悲鳴を上げ始めた。

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