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「璃音っ、おまえ…っ!!」 「璃音は、なかなか可愛い声で啼いただろう?  だが、出歯亀は頂けないね。  弓削?」 「はい、旦那様」 「フォローは任せた。  二日間、私を会社に缶詰めにした分の埋め合わせをしてもらう。  私はおあずけを食らった分、たっぷり璃音を味わうからね…」   「畏まりました」 「弓削さん、兄さんの事…お願いします」 「はい、璃音様」 「何だよ!!まだヤるのかよ!!  璃音!!お前もお前だっ!!あんな事…、男同士でするだなんて、どうかしてるっ!!  考えなおせッ!!」 「ごめんね、瑠維。  僕、龍嗣がいいんだ…」 「璃音ッ!!」 「瑠維には気持ち悪いかも知れないけど、僕は龍嗣が好きなんだ。  僕は、僕の意志で龍嗣に抱かれてる。  でも、酷い事は絶対されてないよ。信じて?  今が一番幸せなんだ。  だから…」 「ふ、ふざけんなっ!!  俺は認めない!!こんなの認めないからなッ!!」 「行くよ?璃音」  龍嗣が璃音を腕の中におさめたまま、書斎から出て行った。  龍嗣の部屋のドアが閉まり、頑丈な鍵が下ろされた。  二間続きの部屋の奥には、キングサイズの寝台がある。  シャワーを浴びないまま璃音を乱暴にベッドに放り出し、精液がこびりついたままの肌に唇を這わせる。 「あ…っ、龍嗣…っ!!」  体の芯に燻る余韻が、再び熱を持つ。  お互いを貪るように口づけを交わし、龍嗣が望むままに舌を差し出して深く絡めあう。  淫らで甘い行為は、きっと朝まで続くだろう。  抱きしめられ、捕らえられ。  喘がされて、啼かされ。  舐め尽くされ、吸われ。  穿たれて、突き上げられ。  龍嗣が満足するまで、黙る事も眠る事も許されない。  想像するだけで璃音の中心が昂ぶり、後孔が疼いた。  覆いかぶさる龍嗣の背中に腕を伸ばす。 「龍嗣…抱いて…、……僕が、目茶苦茶になるまで…。  頭の中が灼ききれるくらい、気持ち…良く…してね…」 「…だから、あんまり可愛い事を言って煽るな。  抱き殺してしまいそうになるだろ?」 「龍嗣になら、何されてもいい…」  龍嗣の求めるままに、足を開いて淫らに啼く。  今はそれだけが璃音に赦された事だから…。

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