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 一気に押し開いて挿った璃音の中は、氷室のモノでいっぱいになっていた。  痛みを訴える粘膜は萎縮し、氷室を締め付ける。  なのに、璃音は微笑みかけ、内部の熱さに蕩け始めた氷室をそっと抱きしめた。 「な、痛いだろう?抜くよ…?」 「…だめ」  明確な拒否をする。 「抜かないで…」  背中に回した腕で氷室をきつく抱き、ちょうど目の前にある胸の尖りを口に含んだ。 「あッ、璃音…っ、それは…ッ」  チュク…ピチャッ  赤ん坊が母親の乳を吸うように、唇で含んで舌で弾かれる。  抱く相手の乳首を吸う事はあっても、吸われた事が無かったから、吸われ弾かれる度に璃音を貫く欲望が固さを増す。 「アッ、璃音…ッ!!」 「ねえ…龍嗣、抜かないで。  抜いちゃ駄目だよ…」   吸われてプックリと尖った蕾を、細い指が軽く摘む。  反対の尖りを口に含み、璃音は舌で転がしながら、きつく吸い上げた。 「は………、あっ、璃音……っ、んああ…ッ」  普段愛撫される事のない場所を責められ、氷室は無意識に熱さと質量を増した雄刀で璃音を突く。  それ程に、璃音がする愛撫は気持ちが良かった。 「あッ、ああっ、璃音…っ」  自分がしたものより舌使いは数段も稚拙なのに、璃音の唇や舌が与える快感は、ぞわりと背筋を駆け上がる。 「ねえ、龍嗣…、気持ちいい…?」  乳輪をぐるりと舐め、舌で上下に尖りを弾かれ、腰が揺れる。 「ん…っ、気持ちいいよ、璃音…」 「抜かないって約束して…」  尖りに唾液を塗され、少し抜けかけていた雄刀を無意識に突き込む。 「抜かないで…」  ジュルリと深く吸い、舌を絡ませ、許しを請うように尚も吸う。  合間に聞こえる吐息も、更に甘さを増している。 「抜かない…。  璃音のイイ場所を沢山突いてあげる。  そのかわり、どれだけ璃音が痛がっても止めないかも知れないよ?」 「来て…僕の中、来てよ龍嗣。  龍嗣が欲しいよ…」  名残惜しそうに唇が離れ、氷室の尖りと璃音の舌との間に、銀色の糸が引いた。  半分ほど雄刀を引き抜き、一気に突く。  熱く熟れた柔壁が氷室の楔に絡みつき、張り詰めた欲望をかき立てる。 「あっ、…あ…ぁあ…っ」  痛さを訴えるのと違う掠れた声が璃音の口から漏れ、一度は萎縮した筈の花芯が、少しずつ勃ちあがり始めた。

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