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「初めて体を繋いだ相手が、龍嗣で良かった」  渦巻く矛盾を含んだ璃音の甘い囁きが、氷室の心臓を跳ねさせた。  降りしきる熱い飛沫を浴びながら璃音が少し俯く。 「でも、こんな小さくて全然成長してない、つるぺたな体は嫌だよね…?  同じ抱くなら、もっと大人の体がいいよね?」  苦笑いする璃音の体を浴室の壁に押し付け、両肩をきつく掴む。  そして、形の良い唇を乱暴に塞いだ。 「ん……ッ、ん…ぅ…っ」  抵抗を許さないような乱暴な口づけを落とされ、力を失った璃音の体は少しずつ床にくずおれて行く。  完全に床にへたりこんだ所で唇を離すと、唇と唇の間に銀に輝く糸をひいた。 「その…つるぺたな体が食べたくて、かなり欲情してるんだが…。  抱いていいかな…?」 「抱いてくれるの…?」 「抱かせてくれ。  璃音が欲しくて、欲しくて堪らない…」  お互いの鼓動が激しくなっていくのを感じながら、璃音は泣きそうな顔になった。 「抱いて…。  僕を抱いて…。  龍嗣…、お願い…っ、昨日みたいに、僕を食べて…っ!!」  掠れた懇願に、氷室は飛び切りの甘く淫らな口づけで応えた…。  浅く。  深く。  お互いの理性を吹き飛ばすように唇を啄み、舌を絡ませる。  額、瞼、頬、耳へと口づけていき、紅い花の散った首筋を吸うと、璃音が甘い声を上げた。  びしょ濡れのワイシャツを剥ぎ取り、薄く瘡蓋のついた胸の蕾を口に含むと、氷室の頭に添えられていた璃音の手がヒクリと跳ねる。 「んあ……っ!!」  唇で包む様に吸い、音を立てて啄んだり、強く吸い上げながら舌で弾いたりを繰り返す。 「ああ…っ、やあ…ん…っ」  体を捩りながら、氷室の愛撫に蕩けていく璃音。  そんな快楽に弱い体へ、甘い愛撫を教え込んむ氷室。  芯の通る蕾を吸い上げながらジッパーを下げて、ジーンズの中に手を這わせる。 「ひ………あ、ああ…あああ…っ!!」  下着の中で昂ぶる花芯を握り込むと、悲鳴にも似た声が璃音の口から漏れた。  弱い部分を責め立てられ、どんどん息が上がっていく。 「…あ……っ、ああっ、ん…、龍嗣ぃ…っ。  おかしくなるっ、頭の中、変になる…っ!!」  花芯に絡まる氷室の指が、璃音の意識を侵食していった。

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