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 蜜をこぼす鈴口をこじ開けるように龍嗣が舌先を捩込むので、璃音は啼く事しか出来無くなった。 「や…、ああぁ…っ!!」  それでも足をバタつかせて体を捻ろうとすると、龍嗣は璃音の花芯に残る傷の一つ一つに舌を這わせる。  その傷は、瑠維が龍嗣を怒らせて、璃音が嬲られた時についたものだった。 「あ……っ、やめ……っ」  璃音が顔を左右に振っているのを、龍嗣は敢えて無視をした。  逆に、自分が愛撫する様子を璃音に見せながら、視線を絡め取る。  わざと淫らな水音を立て煽る龍嗣の視線から、璃音は目が離せない。  ドク…ンッ!!  心臓が大きく跳ねた。 『イ・ヤ……!!』  璃音の花芯に舌を這わせる龍嗣の姿が、寝込んでいた折の小鳥遊の姿とだぶる。 『イヤ…、ヤダヨ…、ヤメテ…オ願イ…玲ッ!!』 『ヤメナイゼ?ココマデ来テ、達カセナイ訳ネエダロ。  飲マセロヨ、オ前ノ…。  コンナ先走リジャナクテ、濃イノヲ寄越セ』 『ダメ………、イッ……チャウ…!!』 『達ケヨ…。  オ前ノココ、限界ナンダロ?  全部飲ンデヤルカラ、出シチマエヨ…』 『ヒ……ッ、アアッ!!』 『オ前、アイツニココヲ噛マレタロ…?  さおニモたまニモ歯形ガツイテルジャネエカ。  ドンダケアイツニ嬲ラレテヨガッタンダヨ…』 『イ…ヤダ…、ソンナ…コト…』 『体中ニ、アイツノ印ツケラレテ、今更ダロ…?  俺達ガ死ニソウナ位ニ、オ前ニ焦ガレテンノニ、アノけだものニ突ッ込マレテ啼カサレテルナンテ、我慢ガデキルカヨ…』  ドクンッ!! 「あ…、ああ…っ!!」  フラッシュバックと、龍嗣の愛撫に、鼓動がどんどん激しくなる。  花芯から口を離した顔が、小鳥遊から龍嗣の顔になった。  心臓を鷲掴みしていた恐さが引いていき、代わりに、痺れにも似た快楽が身の内を這い上がる。  チュク…ッ。  再び与えられる龍嗣の濃密な愛撫に、鼓動が激しくなり、花芯に薄く残る傷を、指と舌で優しく労る様になぞられて、璃音の熱が集中する。 「あ……っ、やあああああッ!!  ダメ………、そんなにされたら、おかしくなる…っ!!」  指でなぞりながら、蜜嚢につけられた傷をゾロリと舐められ、璃音の体が大きく跳ね…。 「ひあ……ぁんっ!!」  濃密な愛撫に堪えかね、璃音は白蜜を零した。

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