106 / 454
・
自分が握り込んだ手の中で璃音が果てた。
いつもより数倍もの敏感な反応が、龍嗣を煽りたてる。
指の先から掌に伝う白蜜と先走りの蜜を指になじませ、龍嗣が璃音の秘蕾に触れる。
幼い花芯に残されていた白蜜がトロリと零れた。
「いあ…っ!!」
秘蕾に白蜜を塗り込み、ゆっくりと指を馴染ませていくと、固く閉ざされ、指を一本挿れるだけでもキツかった筈の後孔が、少しずつ指を受け入れ始める。
ふーっ、ふーっ、と、浅い呼吸を繰り返し、何とか龍嗣の指を受け入れようとする。
時折、弱い部分に龍嗣の指が触れる度、華奢な体が跳ねる。
「は……っ、ぁああっ!!」
背中と肩が浮き、頭をベッドに擦りつけ、シーツの上でばたつく足。
必死で膝を合わせようとすると、龍嗣が両足の間に体を割り込ませて閉じさせまいとする。
璃音の両手首を纏めて掴んでいた手を離し、花芯と蜜嚢を握り込む。
「いあ……っ、あんっ、あっ、あっ、あっ、あ…っ…、あ…っ」
後孔と前を一度に責められ、龍嗣の手を止めようとしても、軽くいなされてかなわない。
逆に、チュクチュクと淫らな水音を立てて扱かれて、理性が削られていくだけだ。
「やんっ、あっ、あっ、ああっ、あぁッ!!
ダメ、ダメ…だってば…、龍嗣…っ!!」
責め立てる龍嗣の手のリズムに合わせるように腰が揺れ、抜き差しされる指に追い上げられると、中の弱い部分を指に突かれた瞬間、ビュクリと白蜜が飛ぶ。
「やっ、あっ、あっ、やあ…っ!!」
指が突く度に白蜜が飛ぶのを璃音はまだ気づいていない。
白蜜を指に絡め、蜜嚢と花芯、後孔を責められて、璃音の限界も近かった。
「龍嗣、お願い…、挿れて…っ!!」
ふるふる震えながら、璃音が懇願する。
「お願い…っ!!」
「まだ解しきってないぞ?」
「いい、それでもいい…、挿れて…。
お願い…、龍嗣、僕を…」
宥めるように胸の粒を吸うと、涙を零しながら再び懇願された。
「…僕を…抱いて…」
理性が剥がれ落ちた顔でせがまれ、龍嗣は堪らずチノパンのジッパーを下げた。
硬くしなる様に勃った雄刀が露わになり、潤滑ジェルを足した上で璃音の秘蕾に宛がわれる。
「挿れるよ?」
「来て…、お願い…」
璃音の腰の下に枕を入れ、未だ少し固い蕾を割るように、龍嗣は張り詰めた己を減り込ませた。
ともだちにシェアしよう!