140 / 454

 チュク…ッ。  柔らかで甘い璃音の唇と舌は、瑠維をどこまでも蕩けさせた。  瑠維は、璃音の上に折り重なるようにして跨がり、深く口づける。  以前、晶と荊櫻が抱き合っていたのを見た時の事を思い出し、額や頬、耳朶、首筋にも口づけを落とし、再び唇を重ねた。 「ん…、んん…っ」  息苦しさに璃音が顔を反らしたので、瑠維は璃音の首筋を甘く噛む。  パジャマの釦を外し、璃音の胸を露わにすると、芳香を放つ肌に指を這わせる。  つややかな肌は、驚くほど瑠維の手に馴染み、胸の蕾は控えめなピンク色で瑠維を誘ってやまない。  その小さな突起に、瑠維はチュッと吸い付いた。  軽く吸ったり舐めたりしているうちに、その小さな蕾は芯が通り始める。  固くなってきた蕾を舌で転がし、強弱をつけて吸ってみると、璃音の肌が粟立ち、呼吸が少し荒くなってきた。 「ん…、う…う………っ」  ピクンと震える璃音の足が一瞬引き攣ったようになり、シーツにシワを刻む。  跨がった下でバタつく璃音の足が、瑠維の敏感な部分を何度も掠り、瑠維も息が上がってきた。 「あッ……、璃音、璃…音…、んッ!!」  下腹部が甘く痺れてきて、何となく見た自分の股間が膨らんでいて、瑠維は驚いた。  体の芯が熱い。  灼ける…。  自然に腰が揺れ、瑠維は璃音の体に硬くなったモノを擦りつけ、両手はぷっくりと勃った璃音の胸の蕾を転がした。 「あっ、あっ、んッ…!!」  背中にもジクジクと甘い痺れが広がり、硬くなったモノを中心に体中が浮き上がる感覚が襲い、全身が痙攣をおこす。 「は………、あ……ッ!!」  瑠維は、璃音を組み敷いたまま、初めて達した。  未だ幼い体は射精まではしなかったが、初めての快感に瑠維は目の前がチカチカする。 「や…んっ、くすぐったいってば…」  寝ぼけた璃音が、瑠維を押しのけようとして、手を突っ張る。  完全に起こしてしまわないよう、瑠維は直ぐに引き下がり、達った余韻が残る体を離した。 「ごめん、くすぐってみたかったんだ。  もうやめるから、な?」 「うん…、いい…よ…」  時差ボケの璃音は、そのままトロトロと眠りに落ちていく。 しばらく待って、再び深く眠った璃音を抱きしめ、瑠維は、いつか自分の手や体で璃音を気持ち良くしてやりたいと思ったのだった。

ともだちにシェアしよう!