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指だけで触れていた蕾に唇と舌を這わせ、空いた方の蕾を指の腹で潰す様に触れた。
チュ…、チュ…ッ
淫らな水音を立てて璃音が龍嗣の胸に愛撫を続けているのだが、切なげな吐息も混じっていて、龍嗣の体の芯に熱が蓄積していくばかりだ。
「ん…っ、いい…っ、璃音…もっと強く…」
「ん…、んん…?」
龍嗣の懇願に、璃音は歯を立てないように気をつけながら、舌でチロチロと弾いたり、強弱をつけて吸い上げる。
甘く蕩ける小さな舌が与える刺激は、全身を駆け抜けて痙攣するかのようで。
鳴かせる事が多い璃音が、悦ばせたい一心で愛撫している姿だけでも、龍嗣の欲望を倍加させていくのだ…。
せつない愛撫に、龍嗣の雄刀はチノパンの下ではちきれそうになっている。
「…ねえ…、気持ちいい?
龍嗣、ここ……凄く固いよ?
ぷっくり固くて…それに、肌が粟立ってる…」
「いい…、凄くいい…。
璃音の舌も唇も…、指で触られるのも…気持ちいい…。
あっ…、ああっ!!」
「嬉しい…。
僕…、龍嗣のこと、いっぱい気持ち良くしたい…っ」 甘い蜜でも浸み出ているかのように、璃音は愛しげに蕾を吸う。
龍嗣が悦ぶ様を見て、璃音の花芯も形を変え、龍嗣の脚に存在感を示すように当たっている。
「降りるね………」
龍嗣の膝の上から降り、璃音は足の間に体を滑り込ませた。
名残惜しそうに蕾から唇を離し、少しずつ下へ口づけていく。
もともとアスリートだった龍嗣の腹筋は、綺麗に割れ余分な脂肪がついていない。
その美しい腹部に口づけながら、璃音は龍嗣のベルトを緩めてジッパーをゆっくり下げた。
臍の周りに舌を這わせ、龍嗣の反応を伺う。
「……ん、は………っ!!」
紅く染めた目元、上気した肌が、龍嗣の熱を教えてくれる。
チノパンのフロントを緩め、下着の上から硬くなった雄刀を、唇だけでくわえてみる。
「は…っ、あぁ………っ!!」
弓なりに背中を反らせ、ビクビクと震える体。
悦んでくれるのが嬉しくて、璃音はずらした布の下から、欲望の塊を取り出し、蜜をこぼし始めた鈴口をチュッと吸う。
トロリと流れ落ちる蜜を、下から上へと舐め上げ、くびれまでを口に含む。
「ん……ふっ」
愛しげに舐め上げては含み、含んでは舐め上げ、璃音は龍嗣を優しく愛撫した。
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